インナーイヤー型の耳に引っ掛けるだけのAirPodsよりも耳の穴中に差し込むカナル型のAirPods Proの方がよく落ちると言うのはよく見聞きしますし、実際に小生も下を向いて作業をしたりしているとよく落とします。
これはおそらく体感で得た範囲ですが、顔面に力を入れる際に耳までが動いてしまう様な方がよく落とす傾向にどうやらある様です。
と言いますのも耳が動くと言う事は耳全体が動くわけですから、AirPods Proと耳とが接触している部分で耳がAirPods Proを動かし位置をズラしているとするのなら、ポロッっと落ちるのは有り得ます。
ですがいくらウレタン、メモリーフォーム、シリコンとイヤーチップの素材を変えても落ちるものは落ちますので、落としたくないと言う方の為に今回は「Eartune Fidelity」と言う完全オリジナルのイヤーチップをご紹介致します。
イヤモニと同じだから落ちない
今回紹介するAirPods Pro用のイヤーチップ「Eartune Fidelity」は医療用のシリコンで作られているのですが、この「Eartune Fidelity」は、頭を激しくヘッドバンキングしても落ちません。
その理由は耳の型を取り、そしてその型を使いイヤーチップを作っているからで、言うなれば世界に1つのイヤーチップは完全に貴方の耳にフィットしますので、フィットしたイヤーチップは少々耳を動かそうと思ってもピッタリとはまっている上にイヤーチップが変形しないため耳を動かしてもズレたりする事もなく、プロのミュージシャンの方が使っているイヤモニ同様に落ちる事は決してありません。
型取りして返送
そしてイヤーチップはまず型取りから入ります。
付属のピンを専用の工具に差し込み、耳の中にまずセットします。
そして2液性の硬化シリコンをよく混ぜ捏ねてから耳の中に押し込みつつ、耳を覆う用にシリコンを耳の中に押込み型が固まるまで待つのですが、歯の型を取るシリコンとほぼ同じ成分のものなので数分もあれば固まって直ぐに抜き取る事ができます。
また取った耳型は返送用のケースに入れて送り返すと3Dスキャナで耳型をスキャンした後、AirPods Proの接続部分やイヤーチップ内の穴を3D-CADを使って造形し、SLAプリンターでイヤーチップの型を起こします。
そしてSLA:プリンターで作った型に医療用シリコンを注入して硬化させ、バリを取りパフをかけてイヤーチップの表面を滑らかに仕上げれば世界で1つのイヤーチップの出来上がりです。
ただイヤーチップを作る事ができるのはアメリカ在住者のみで、日本へは型取りキットは送ってもらえるものの送り返してイヤーチップを作ってもらうと言うサービスは含まれていませんので、そこは自作するか、イヤモニを製作している業者さんにお願いするか、そうか輸入代行業者を通じて依頼するかになりますので注意が必要です。
ですがAirPods Proの落下に悩んでおられる方にとっては朗報ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/adv-/adv-eartune-fidelity-custom-fit-ear-tips-for-airpods-pro
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