最近、テレワーク・リモートワークでカメラやヘッドセットだけでなくキーボードをDIYする方が増えているってご存じでしたか?
会社でデスクトップで作業していた方が自宅でノートPCで作業を行うとどうしてもモニターの位置が低いため、下目使いになる事で首や肩の凝りと言ったものが助長され非常にそう言う症状を訴える方が増えています。
そこでノートPCスタンドを使いノートPCを斜めに立てかけてモニターの位置を上げるのですが、そうすると今度は手首が逆反りになりキーボードが打ち辛くなるので、キーボードを別途購入すると言った訳です。
そこで目を付けられたのが打ち心地の良いゲーミングキーで、ゲーミングキーボードの様に高価なキーボードは不要ですが、CherryMX等のゲーミングキーの打ち易さは欲しいと言う方に人気なのがキーやキートップまでカスタマイズできるキーボードのベアボーンキットで、今回紹介する「Keychron K8 Pro」もその1つです。
サウンドと触感を極めたキーボード
最近のゲーミングキーボードは、キーのクリック音をより際立たせる、切れ味の良いサウンドにする為に音を吸収するフォーム素材をキーとキーの隙間に被せる事で、キーを打った時に発生する反響音、つまりノイズをカットする様になっており、切れの良いクリック音を楽しむ事ができる様になっています。
そしてこの「Keychron K8 Pro」でも同じ様にノイズを吸音する為のフォーム素材を使っているのですが、キーを取り付ける基板の上にフォーム素材を置く事でキーだけでなくキーを叩いた時に基板から発生するノイズも一緒に吸収するだけでなく、フォーム素材の上にもう1枚樹脂プレートを置いて基板と樹脂プレートでフォーム素材をサンドイッチにする事で発生した音を外に漏らさない構造になっています。
また基板の下には厚いシリコン製のパットが敷かれており、キーを指で叩いた時のキーから跳ね返る衝撃をシリコン製パットで受け止める事で、指や手への負担を軽減する様になっていますので、ビジネス用キーボードとしても使えますがゲーミングキーボードとしても十分通用しますし、キーボードのシェルもアルミと樹脂の2タイプ用意されておりアルミ製の方が静音性は高くなっています。
選べるキーとキートップ
そしてこの「Keychron K8 Pro」にはキーとキートップが付属しない、ベアボーンキットと、Gateron Pro Gの赤軸、青軸、茶軸の3つのキーから選択可能なANSIないしUS配列のキートップが付属したバリエーションから選択する事もできます。
またこのキーボード、バックライトも内蔵しておりホワイトとフルカラー(RGB)から選択できるなど選択肢は豊富ですし、もし赤軸を選んで買ったとしてもCherryMX互換キーでしたらどのメーカーのキーでも交換可能ですので、例えばスペースキーやリターンキーだけ茶軸に変えてみるとか、と言った事も可能ですし、キートップもダークブルーの地味なものではなくオレンジやグリーンのカラフルなキートップがよければ交換する事も可能です。
またベアボーンキットは本当にキーもキートップも何も付属していないので、1から自分好みにカスタマイズする事が可能です。
WindowsでもMacでもカスタマイズが可能
そしてこの「Keychron K8 Pro」にはARMのSTM32L432が搭載されており、キーマップやそれぞれのキーに割り当てられるマクロはキーボードに記録される様になっているので、違うPCにこのキーボードを接続しても同じ様にマクロを使ったり、変更したキーマップで入力したりする事ができるのですが、WindowsだけではなくMacでも同じ様にアプリを使ってキーマップの変更やマクロの割り当てと言った作業がこの「Keychron K8 Pro」では出来るのです。
通常こう言ったアプリはWindows向けのものしかなく、Macユーザーがゲーミングキーボードを使っても何の変更も出来ないのですが、この「Keychron K8 Pro」ではMacユーザーでもそう言った変更作業ができる他、Windows,Mac、Linuxと別々にキーマップやマクロを記録させておけます。
またPCとの接続はUSB-Cケーブルの他Bluetoothによりワイヤレス接続にも対応しておりAndroidでも使用可能ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/keytron/keychron-k8-pro-qmk-via-wireless-mechanical-keyboard
この記事へのコメントはありません。