最近のテーマパークでショーやパレードを撮影したり、子どもの学芸会や運動会、お遊戯会などカメラを使って撮影する時に三脚の使用を不可にする施設やイベント等が増えて来ています。
その主な理由は”後ろにおられる方が見え辛い”そして三脚を立てる事により場所を占有して見やすい場所で見る事のできる方の人数が減るからなのだそうです。
確かに三脚1台立てる場所があれば大人一人が余裕で座って見る事ができますし、頭の上にまで伸ばしたアームの上に乗ったカメラに視界を邪魔をされて見え辛くなる事もありません。
ですが撮影する側からすると、カメラを持つ腕を目線近くまで上げ、そしてじっと構えていると言うのは、撮影機材が重くなればなるほど辛くなり、それが長時間に及ぶと腕がプルプルと震え、撮影した動画を見ると酔いそうになり、画像はブレブレと言う事になります。
そんな三脚を使えない状況で、非常に安定しないかつスピーディーに撮影を始める事のできるカメラ用ストック「Steadify」をご紹介致します。
ストックと言うのはライフル銃の肩当ての部分の事で、カメラに取り付けて肩に乗せたり、肩にかけたり、肩に押し当てて持つ事でライフルの様にカメラも安定して持つ事ができる事で三脚を使ったのと変わらない安定した画を撮影できるアダプターの事を言います。
あまり一般の方が使われる事はないので、専門店やネットショッピング等でしか見る事はできません、足場が悪く三脚を立てる事が不可能な様な場所でも使える上にあまりカメラをブレさせずにパン(カメラの向きを変える)したり移動したりする事ができると言うメリットがあります。
ただデメリットとしては、急に撮影したい被写体に出くわした時に、ストックを取り出してカメラにセットし、そして構えるまでの時間が結構かかる事です。
だからと言って予め取り付けておくと、移動する時に邪魔になる事があったり、撮影するシチュエーションによってはストックがない場合の方がよかったとしても、すぐには外せない事です。
ところがこの「Steadify」はカメラにセットするのではなく、乗せる!!と言う方式を取っている為に、予めカメラにセットしておく必要もなく、またカメラのレンズやフィルターを替える時でもカメラに固定されたストックが邪魔をしたりする事がない上に、安定度は三脚と同じですし、ストックと違い身体全体でレンズが揺れない様に震動を吸収する事ができますので、手振れ補正機能のないカメラでも、あるかの様な安定した映像を撮影する事ができます。
そして「Steadify」そのものの装着もベルトを巻くのと同じ様にウエストに固定するだけですし、カメラを固定するアームも一脚と同じ様に伸縮する様になっていますので移動時にも邪魔になりません。
またカメラ本体をしっかりと固定したい場合はY字のユニバーサルマウントに換えてボールヘッドを取り付ける事ができる様にもなっていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。