USB-Cマルチハブは、USB-Cと言うコネクタ規格の多様性を生かして充電器としだけではなく、USB-Cには映像の出力規格や通信規格などもあり、USB-Cマルチハブと言って、HDMIの映像出力端子や有線のLANケーブルを接続するEathernet端子、Audio端子等を備えつつ、USB-A接続ポートやメモリカードリーダー等の機能を備えたものもあります。
そんなUSB-Cマルチハブに、従来であれば外部のUSB-C充電器から給電を受けてUSB-Cマルチハブを機能させたり、USB-Cマルチハブに接続したPCやスマートフォンやタブレットを充電するタイプのものが一般的であったのに対して最近では、GaN(窒化ガリウム)と言う半導体によって従来の同容量の充電器と比較して電源回路が2/3〜1/2と非常にコンパクトになった事で、USB-CマルチハブにUSB電源としての機能を備えたものも登場しています。
そして今回紹介する「Cyberize One」もそんな最近メジャーになってきた電源搭載型のUSB-Cマルチハブなのですが、めちゃ便利です。
充電器としても使えるUSB-Cマルチハブ
今回紹介するUSB-Cマルチハブ「Cyberize One」の特徴としてコンセント直差しのUSB-C電源として機能する事が挙げられます。
「Cyberize One」にはUSB-Cポートが1ポート備えられており、USB-C PD(Power Deliver)に対応しており最大60Wでの給電が可能なほか、USB3.1 Gen2規格で通信は最大10Gbpsでデータ転送も行う事ができます。
そしてこの「Cyberize One」に最も魅力を感じるのは2つのUSB-Aポートなのですが、USB-AもUSB3.1 Gen2規格をサポートしており通信スピードは両ポート共に最大5Gbpsなのですが最大10W(5V/2A)での電源出力機能も備えており、USB充電器としても機能する所です。
また出力ポートとしてHDMIを1ポート備えており、HDMI 1.4規格によって最大4K@30Hz、2K@60Hz、1080P@120Hzでの映像出力機能も備えています。
SSD内蔵モデル
次に「Cyberize One」には256GByteと1TByteのNVMe SSDを内蔵したバリエーションもラインアップされており、こちらは「Cyberize One」とPC接続する事で自動的にPCにマウントされる様になっており、PC側のSSDを少ないモデルを選択してしまったが為に容量不足で困っている方の作業環境を劇的に改善させるだけでなく、いつもと同じ様に充電の為のUSB-Cケーブルを1本、PCに差し込むだけで自然とSSDがマウントされるのがポイントで、この「Cyberize One」のSSDをバックアップ先に選んでおられる様な方は、ついついバックアップを怠ってしまったが為に失敗してしまうと言う様な事も避けられます。
また「Cyberize One」をコンセントから抜いてもPCからの給電でSSDは動作する様になっていますので、外出中の「Cyberize One」のSSD内に入ったファイルを利用すると言った場合でも特段不自由を覚える事はありません。
Switchやスマホ、タブレットの長時間使用も楽に
また「Cyberize One」のUSB-Cポートに接続できるのはUSB-Cポートを備えたPCだけではありません。
当然、USB-CポートのあるSwitchも接続でき、この「Cyberize One」とHDMIケーブルでTVやモニターに接続すればTVやモニターの大画面を見ながらプレイできるだけでなく、バッテリー切れを心配せずにプレイする事ができます。
また、USB-Cを備えたAndroidスマートフォンやタブレット、iPad Proでは、SSD内蔵モデルの「Cyberize One」では「Cyberize One」に保存された動画ファイル等をバッテリー切れを心配せずに鑑賞したりする事もできますし、もちろんスマホやタブレットの画面をTVやモニターに映し出して大画面で鑑賞する事もできますので、このクレカサイズのUSB電源機能を持つUSB-Cマルチハブに興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/icewhaletech/cyberize-one-49-everyday-adapter-for-every-need
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