エスプレッソと言えば濃くて苦いコーヒーと言ったイメージが強いですし、基本的にはホットでしか味わう事は出来ません。ただ冷蔵庫等で冷やせば、氷で冷やすのとは違い味も薄まりませんが長時間冷蔵庫で置いておくと風味が抜けて行くのは仕方ありません。
一方で全自動のエスプレッソマシンではなく、手動のエスプレッソマシンを使えば、水出しエスプレッソを作る事ができ(いつも使っているエスプレッソの粉よりも+2〜3細かく挽いた粉が必要になりますが)、いつも飲んでいるエスプレッソとは大きく違う飲んだ後に口の中に苦味が残らないと言うよりもスッキリとした味わいのエスプレッソを味わう事が出来ます。
そこで今回は、水や氷水でコールドエスプレッソも抽出可能なコーヒーメーカー「KUKU Maker」をご紹介致します。
回転するコーヒーメーカー
通常コーヒーの抽出方法としてはドリップ式やサイホン式、フレンチプレスなどがあり、どの方法もコーヒーの粉とお湯を使い粉とお湯を混ぜる様な形でコーヒーを抽出します。一方でエスプレッソは圧力を加えたお湯をコーヒーの粉の固まりの中を通すのでより多くコーヒーの成分を抽出する事が出来ます。
一方で今回紹介する「KUKU Maker」は粉の入った容器を回転させながら抽出すると言うとっても斬新な新しい抽出方法を作りだしており、高速で回転する容器の中でコーヒーの粉は壁に押しつけられます。
そしてその回転する容器の中で容器と一緒に回転するボールネジが吸い上げた水分が容器の中心部分から放出され回転する容器の壁に貼り付いているコーヒーの粉へと浸透して行き、回転する壁に開けられた穴からコーヒーが放出される仕組みになっており、回転する容器の穴から出たコーヒーは容器底部のタンクに戻り、再びボールネジで吸い上げられ回転する容器の壁に固まっているコーヒーの固まりへと放出されコーヒーの粉の壁を通りまた穴から抽出され循環する様になっています。
これにより、回転する容器の回転スピードを上げれば上げるほど遠心力は大きくなり、加圧された様な状態でコーヒーは抽出されますのでエスプレッソの様な濃いコーヒーを抽出する事が出来ます。
更にどれくらいの長さ抽出するのか、時間を長くすれば長くするほど濃いコーヒーを抽出する事が出来ますし、短くすれば薄く仕上げる事ができるなど、同じコーヒーの粉を使ったとしても味わいを自分の好みに調整する事が出来ます。
ダイヤルで温度調整
次にこの「KUKU Maker」で調整できるのは回転スピードや抽出時間だけではなく、抽出する為の水と言うかお湯の温度も最大95℃まで調整する事が出来るのです。
この「KUKU Maker」にはヒーターが内蔵されており、常温の水を入れてもお湯を入れても設定された温度にまで加熱してから抽出を行いますので、お湯の温度が高ければコーヒーエキスもたくさん抽出され濃く苦味にあるビターなテイストに仕上げる事が出来ますし、お湯の温度を下げればマイルドな味に仕上げる事が出来ます。
そしてまた抽出時間やお湯の温度はもちろんスマートフォンにインストールした専用のアプリからでも設定できるのですが、装置上部のダイヤルでも変更できると言うのがこの「KUKU Maker」の良い所で、アプリを使うのが苦手と言う方でも簡単にこの「KUKU Maker」は扱う事が出来ます。
そしてこの「KUKU Maker」は遠心力を利用し加圧してコーヒーを抽出していますので、冷蔵庫で冷やした水や、氷水を入れ、設定温度を最低にセットする事でコールドブリューコーヒーや、アイスエスプレッソなども抽出する事が出来るのです。
お手入れも簡単
そして抽出し終わった後は容器の蓋を取ると遠心力で固まったコーヒーの粉がそのまま蓋と一緒に取り出されますので、そのままゴミ箱に捨てる事も可能ですし、遠心力によって水分は完全に除去されていますので、そのまま乾かさずに脱臭剤として利用する事も出来ます。
そして容器に残ってしまった細かなコーヒーの粉の粒子やコーヒー液は蓋をセットし、水やお湯を注いでコーヒーを抽出するのと同じ手順で抽出する事で循環する水が容器を洗い洗浄水を排出する様になっており後のお手入れもほぼ自動で行える様になっていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/kukuhub/kuku-maker-take-control-of-your-coffee-taste
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