iPhone X / 8 / 8Plusがリリースされてそろそろ半年、iPhone X/ 8/ 8 Plusの目玉機能の1つであるワイヤレス充電、このワイヤレス充電の制約と言いますかデメリットはみなさんご存じでしょうか?
ワイヤレス充電はフレミングの法則を使った充電方法で、銅線を巻いてコイルを作りそこに電流を流す事で磁界が生まれます。そしてその磁界に別のコイルを近づけるとその近づけたコイルに起電力が生じて銅線に電流が流れると言う現象を利用しています。
つまり、効率的に電力を磁界で送る為にはコイル同士をシンクロする様にできるだけ近づけて重ね合わせる必要があり、コイル同士が離れたりズレたりする事でその伝送効率は下がり、2つのコイルの間に磁気を遮蔽する様な物質を挟んだりすれば、磁界を遮りますのでワイヤレス充電は行えませんので、新しいiPhoneはボディーの素材がアルミ合金からガラスに変更になっているのです。
ですからワイヤレス充電器に置く位置で電力の伝送効率は変わりますので、昨日はとっても早く充電が終わったのに今日はどうしてこんなに遅いの?と言う現象が出て来るのですから、かなりワイヤレス充電と言うのはシビアなのです。
そしてもっと過酷な状況にある車載充電でワイヤレス充電に適した環境を作り出してくれるのが今回紹介します「Boltron」です。
ではどうして車の中はワイヤレス充電にとっては過酷な状況なのでしょうか?
それは路面が常にフラットであるとは限らない事です。例えば舗装されていない砂利が敷き詰められら道路を走行する時を想像して見てもらうと分かりますが、車は激しく上下左右に振動して揺れます。
その揺れや振動がワイヤレス充電には天敵で、充電されている側のスマートフォンがその振動や揺れに合わせて飛んだり、ガタガタと振動すればスマートフォンに内蔵されたワイヤレス充電のコイルと車載ホルダー側の送電側のコイルが離れてしまいますのでスマートフォン側の起電力に変化が生じます。そしてあまりに変動が大きいと一度充電を中止して電圧が一定になるまで待ちますので、その間は充電されません。
つまりこれが意味するのはワイヤレス充電している様で、路面状態が悪いと実際には充電してない、ないし充電電流が少なくてなかなか充電されないと言う状況を作ってしまっているのです。
ですからこの車載ホルダー型ワイヤレス充電器「Boltron」では、スマートフォンが振動で揺れたり飛んだりしない様にジャストフィットな固定フレームを作ると共に、ワイヤレス送電パットに至ってはスプリングを使いスマートフォンに送電コイルを押しつける事で磁界や磁束に変化が生じない様にして安定して急速充電ができる環境を整えています。
そしてまたこの「Boltron」にはスマホ忘れ防止機能が内蔵されており、エンジンを切って車を降りようとした場合、「Boltron」にまだスマートフォンが差し込んであれば「Boltron」が警告して知らせてくれますので、いつも車から下りる時にスマートフォンを持って下りるのを忘れると言う肩には便利な機能です。
なおこの「Boltron」は前述した様にスマートフォンの揺れを防ぐ為にフレームが専用サイズになっており、iPhoneは8/ 8 Plus/ Xで別々になっております。
そしてその他Qiワイヤレス充電に対応したAndroidスマートフォンや古いiPhoneに関してはサイズを調整できるフレクシブルフレームなホルダーを持ったタイプのものもラインナップされていますので、詳細につきましては下記URLをご覧下さい。
https://www.kickstarter.com/projects/564748291/the-finest-wireless-car-cradle-ever-made-boltron
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