Bluetoothの音質を決める1つの要素にオーディオコーディックと言うものがあります。
これは画像で言うとgifなのかjpegなのかbitmapと言った画像ファイルを圧縮して保存する規格のオーディオ版で、決まった通信スピードの中でいかにサウンドを高音質の状態で圧縮して送るかと言う規格で、Androidの主流はapt-Xとその上位規格になり、これはクアルコムと言うメーカーが作っています。
一方、Appleが作るiPhoneはAACと言う独自の規格をずっと使っておりiPhone Xs/ Xs Max/Xrにおいてもそれは同様、aptXがいつiPhoneに採用されるのか待っているユーザーにとっては悲報でしかないのですが、最近のクアルコムとAppleの関係を見るとiPhoneに搭載されている通信チップがクアルコムからインテルに変更されているのを見ると、おそらくatpXの搭載はないでしょう。
そこでiPhoneユーザーが重要になるのはBluetoothイヤホンやヘッドホンがオーディオプロファイルAACに対応しているか否かで、今回はそのオーディオプロファイルAACに対応し、充電機能付きのキャリングケースが何とBluetoothスピーカーにもなるちょっと変わった「BOLT」をご紹介致します。
この「BOLT」は最新のBluetooth5.0を搭載しオーディオプロファイルSBC,AACに対応したステレオイヤホンです。
あえてステレオと書いたのはスマートフォンやオーディオプレイヤーはBluetoothで接続した左右のイヤホンに対して左右別々にサウンドデータを送っているのではなく、左右のスピーカーから出るサウンドデータを合成してどちらか片方のイヤホンに送り、もう片方にはデータをスマートフォンから受けたイヤホンからもう片方のイヤホンに送っています。
そこで今までは受けたデータをそのまま反対側のイヤホンに送っていたのですが、この「BOLT」では送られて来たデータを分離して送っていますのであえてステレオを書いています。
そしてイヤホンの種類としてはインイヤー型と言う耳の穴の中に差し込んで固定するタイプのイヤホンなのですが、無理矢理押し込んで長時間使用すると耳に痛みを覚えたり、次第に緩んで来て抜け落ちたりするものもあるのですが、この「BOLT」では”RightFit+”と言う耳の窪みを利用してよりしっかりと固定できる突起を有して装着性をアップしています。
そして音質はAirPodsとほぼ同じ周波数特性を有したPhiaton’s balanced armatureドライバを採用しAirPods並のサウンドを楽しめる他、連続再生時間は1回の充電で最大5時間、ケースで充電する事で最大20時間の連続使用が可能になっています。
またタッチセンサーを内蔵してタップやスワイプでコントロールできる用にもなっておりAirPods同様使い勝手も申し分ありません。
そしてケースを利用したスピーカーシステムですが、これもなかなかユニークな構造になっています。
と言いますのもケースそのものにBluetoothの通信ユニットが搭載されているのではなく、スマートフォンやオーディオプレイヤーとの通信部分はイヤホンが担い、ケースに内蔵されたイヤホンから接点で接続されて鳴らすと言う、効率的と言いますかちょっとユニークな構造になっています。
ですからスピーカーから鳴らすには必ずイヤホンを戻さなくてはいけません。
そしてケースの方は3Wのシングルスピーカーとなり連続再生時間はケースがフル充電なら8時間となります。
使い方としては今までなら友人と一緒に同じ曲をシェアしたい場合、片耳のイヤホンを渡して一緒に聴いていたのが、スピーカーになった事で2人ではなく複数人で一緒に楽しむ事ができる様になった事で、よく曲を友人と一緒にシェアして聴くと言う方にはオススメですので、詳細についてご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/phiaton/bolt-true-wireless-earphones-with-a-charging-speak
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