今、モバイルバッテリーを買おうと思っているのなら、もれなくUSB-C端子を備えたモバイルバッテリーを選ぶべきです。
と言いますのも、新しい11インチ、12インチのiPad Proが長年使われていたLightningコネクタからUSB-Cコネクタへと移行し、Androidスマートフォンやタブレット、そしてWindows、MacもUSB-C備えたものが増えて来ているからです。
ただUSB-Cと言っても規格が色々とあり、コネクタ形状だけがUSB-Cのものは最大で5V/2Aしか出力できず最大10Wでしか充電できませんしが、USB-C PD(Power Deliver)に対応していれば最大で100W(20V/5A)で充電する事が可能で、スマートフォンやタブレットだけでなくPCも充電する事ができるからです。
ですから、これからモバイルバッテリーを買おうと思うならUSB-Cに対応している事が重要で、今回紹介するモバイルバッテリー「PWR27」もUSB-C出力を備えています。
では実際に「PWR27」の充電性能を見て行きますが、この「PWR27」が何故バッテリー容量が27,000mAh(99wH)なのかと言いますと米運輸保安局(TSA)が定める機内に持ち込めるバッテリーの最大容量が100mHだからで、旅行に携行する事を目的にしているこの「PWR27」は、ギリギリ機内に持ち込める容量で納めたからです。
だからと言ってこの容量は決して小さいものではなくiPhone XS MAXあたりでも約9回、15インチMacBook Proでも2回フル充電するだけのバッテリー容量になります。
そして「PWR27」には従来のUSB-A端子2ポートに加え、USB-Cポートを2ポート備えており、2ポートどちらも入出力に対応していますので、「PWR27」をUSB-C電源を使い充電しながら「PWR27」に接続したデバイスを充電すると言った使い方が可能になっています。
そして各ポートの出力はUSB-Cは5V/3Aの最大15W出力で、USB-Aは5V/2.4Aの12Wが最大となります。
ここでUSB-Cが15W出力でMacBook Proが充電できるの?と思われた方もおられるでしょう。確かに出力15Wでは13インチのMacBook Proも充電できません。
そこでMacBook Proの様なUSB-C PD規格に対応した電源でないと充電できない様なデバイスはACコンセントを使用して充電します。
ACコンセントの出力は100Wありますので、15インチ MacBook Proでも純正の87W電源を使えば87Wで充電する事が可能です。
またこの「PWR27」はモバイルバッテリーらしからぬ環境性能を持ち合わせており、まずiPhone 7と同じIP67防水規格に対応して、水たまりやシンク、洗面所と言った水が溜まっている場所に落としても内部に浸水する事なく平気ですし、更に1000フィート(305m)上空から落下させても壊れないと言う堅牢さを持っています。
またソーラーパネルを搭載しており、27,000mAhものバッテリーをフル充電しようと思えば晴天時で57時間もかかりますが、それでも充電用の電源がない場所では少しでもバッテリーを回復させる事ができますので、災害対策として1台保有しておくのもアリですので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/ruggedbank/pwr27-your-traveling-powerstation-charge-anything
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