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AR(拡張現実)で直接生地に裁断線を書く事ができる、ハンドメイドで洋服を作る方にはオススメの「Pattarina」

洋服をハンドメイドする時の行程として一番重要なのが型紙です。
昔なら本を買って来て、本に描かれている形やサイズを見ながら型紙に起こし、そして型紙をカットして今度は生地に型紙を当てながら生地に裁断線を写し描いていたのですが、最近はネットでも型紙のデータがフリーで落ちていたりして、それをプリントし繋げて貼り合わせて型紙を作ることもできる様になっており、図形を描くのが、絵を描くのが苦手な方でも比較的簡単に洋服をハンドメイドできる様になっています。

そこで今回は、型紙の作成をカットして直接生地に裁断線を描いていく事のできるアプリ「Pattarina」をご紹介致します。


ARってすごい

ところでみなさんの中にもiPhoneに最初から入っている”計測”と言うアプリを使い、実物のモノのサイズを計測した時にかなり正確にサイズが表示された事に驚かれた方も多くいらっしゃるかと思いますが、AR(拡張現実)ってすごいんです。
そしてこの「Pattarina」ではそのAR技術を使い、カメラを通して撮影している生地の上にバーチャールなカット線を描画し、それに沿って生地にダイレクトに裁断線を書き入れていく事で型紙を作ると言う手間を省く事ができますので、型紙を起こす際にサイズ間違いをしていた事に気付かなくて、最終的に服が出来上がってからミスに気付くと言う最悪の事態を避ける事が可能です。

マーカーで寸法間違いを回避

ところで”計測”アプリは残念ながらミリ単位の精度はありません。これはピントを変化させる事によりフォーカスの合った場所での被写体までの距離を元に計算しているからで、照明の明るさや光の当たり方、計測する被写体の周囲の状態(たくさんのモノがいっぱい映り込んでいる等)によってはやはり誤差は出て来ます。
そこでこの「Pattarina」ではマーカーとなる紙を生地の上に置く事で、予め分かっているマーカーのサイズからスマートフォンから生地までの距離を算出し、拡大縮小して生地に裁断線を重ねて描いており狂いはないのでご安心ください。

応用範囲は無限大

そしてこの「Pattarina」は生地の裁断線をダイレクトに生地に描くと言うコンセプトで開発されていますが、既に他の分野への応用も考えられたいます。考えられています。例えば撮影した子どもの好きなキャラクターをこの「Pattarina」を使ってケーキに描くだとか、撮影して来た風景を元に画用紙に下書きをする、工作する時に材料にマーキングする、と言った様に様々な分野での応用が考えられています。
また絵が苦手な親御さんが子どもさんにキャラクターの絵を描いてと言われた様な時も、このアプリさえあれば絵心がなくてもプロ並の絵が描けたりと洋服のハンドメイド以外の分野での応用も期待できそうですので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/1533295596/pattarina-die-schnittmuster-app

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