みなさんは毎日、体温計測って面倒ではありませんか？
特に自治体によって対応はまちまちですが、幼稚園や保育園はもちろん小学校でも毎朝登園、登校前に体温計測してチェック表に記入して持って行かなければならないのはもちろんのこと、デイサービスを利用する高齢の方、そして医療・介護施設で働く方も毎朝の検温しなくてはいけなかったりと以前にも増して検温する機会と言うのは増えています。

そこで便利なのが非接触体温計で、脇の下で計測する一般的な体温計ではななく、額にかざして体温を計測する体温計です。
非接触体温計は人間が放出する赤外線の強さを温度に変換する体温計で、ほぼ一瞬で計測できると言うメリットがあり、脇の下で測る体温計の様に3分もかかっていると、1本の体温計は家族でシェアし、出勤や通学前に何人も計測しなければならないとなると大変ですが、非接触体温計なら待つ時間は殆どありません。

そこで今回は、携帯性にも優れた非接触体温計「The Thermometer」をご紹介致します。

バッテリー・レス

この「The Thermometer」の特徴はそのコンパクトさです。
ガンタイプの非接触体温計はポケットに入れて持ち歩く事はできませんが、この「The Thermometer」は56.8mm×32mmの小判型をしており厚みは11.6mm、重さは22.7gしかありませんので、ジーンズのウォッチポケット(ポケットの中にある小さなポケット)に入れて持ち歩けるくらいコンパクトです。

ただそのコンパクトさの代償としてこの「The Thermometer」はバッテリーを内蔵しておらず外部バッテリーに頼るしかありません。
ただこの「The Thermometer」が消費する電量は非常に少なく、USB-Cコネクタを備えたスマートフォンから給電して動作します。
またUSB-Cコネクタを装備したタブレットやモバイルバッテリーから電力を得ても動作します。

また、まだmicroUSBを使用していているAndroidスマートフォンや、LightningコネクタのiPhoneは、付属しているプラグ変換コネクタをを利用して接続する事で体温計測する事ができますので、まず電源がなくて困ると言う事はないでしょう。

そしてバッテリーレスにする事で、バッテリーが劣化して来て動かなくなった時にバッテリーが交換できない構造だと諦めなければいけませんが、この「The Thermometer」の様に外部から給電するタイプですとそう言う心配がありません。

クイック起動でわずか数秒で計測完了

そしてこの「The Thermometer」はスマートフォンの充電端子やモバイルバッテリー等に接続すると1秒以下で起動して計測可能状態になるのも、便利な点です。
一般的な非接触体温計はキャリブレーションに時間がかかるのか、電源を入れてから4〜5秒待たないと計測可能状態になりませんが、この「The Thermometer」は1秒以下で計測可能状態になるので待つ必要がありません。

そして計測は計測ボタンを押し、額から1〜5cm離して額に「The Thermometer」を向けて待つだけなのですが、この計測時間もわずか2〜3秒と短いので本当にストレスなく体温測定ができます。

またこの「The Thermometer」はBluetooth通信ユニットを内蔵しており予めスマートフォンやタブレット等とペアリングしておく事で計測された体温データはヘルスケアアプリへと自動的に取り込まれ、後からいつの日の体温がどれくらいだったのかを簡単に確認する事ができます。

病人や寝た子に優しい低ボリューム音

そしてこの「The Thermometer」では計測完了音も計測失敗音も非常に小さな音で鳴る様になっており、寝てる子や病気で寝ている子を起こさない心配りもなされています。

またディスプレイも135×240ドットのTFTマトリックスディスプレイで、強い日差しが照りつけた屋外でも見やすくなっています。

なお「The Thermometer」は体温計測用でモノ・物体の温度を計測するものではりませんので、その他詳細を含めて下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/thermbot/the-thermometer-smaller-instant-smarter