2018年にAppleから複数のワイヤレス充電に対応したiPhoneやAirPods、AppleWatchと言ったデバイスをどこに置いても充電が可能なAirPowerが発表されてから本家Apple以外のメーカーからは続々と同じコンセプトのワイヤレス充電器が発表されています。
では何故本家Appleからはリリースされないのか?それについては様々な方が色々な評価をされていますが、Appleはおそらく複数の充電用コイルを移動させる事でどこに置いても充電できると言うコンセプトを実現させようとしている事が原因です。
Qiワイヤレス充電と言うのは送電用コイルが磁場・磁界を作る、その磁場や磁界が引き起こす電磁誘導にて電力をスマートフォンに送電しますが、このコイルの位置関係がピッタリと重なり合う位置が1番送電ロスが少ないのですが、Panasonicが昔販売していた送電用コイルが動く事でどこに置いても充電可能なQiワイヤレス充電パットからも分かる通り、この位置決めって意外と難しいのです。
ですからおそらくその当たりで頓挫しているのだと言われていますが、今回紹介する「SliceCharge 3 Pro」は物量作戦で複数台の同時ワイヤレス充電を実現しています。
9個の送電用コイルを規則正しく並べる
では物量作戦とは何かと言いますと、規則的に等間隔で送電用コイルを並べる事です。そうする事で電流を流す送電用コイルを変えながら電流変化を見て1番電流が流れる送電用コイルが充電するデバイスに内蔵された受電用コイルとの位置関係が1番近いベストな位置にあると言う事を意味しており、最大3台までのQiワイヤレス充電に対応したスマートフォンやAirPods等のQiワイヤレス充電に対応したワイヤレスイヤホン等のデバイスをそれぞれ最大10Wで同時にする事ができます。
更にこの「SliceCharge 3 Pro」にはAppleWatch充電用の可動式の磁気充電ドッグを備えているのですが、この磁気充電ドッグについてはMFi(Made For Apple Watch)の認証を取ったものを使用していますので、サードパーティー製でよくある殆ど充電されない上にApple Watchばかりが熱く発熱して心配になる様な事もありません。
マグネットスタンド
そしてこの「SliceCharge 3 Pro」には他のAirPowerと同コンセプトのワイヤレス充電パットにはない”マグネットスタンド”が付属しています。
このマグネットスタンドは「SliceCharge 3 Pro」を立てる為の磁力で脱着するスタンドなのですが、「SliceCharge 3 Pro」を立てる事でスマートフォンの画面を見ながら充電すると言った事がこの「SliceCharge 3 Pro」では可能となりますので便利です。
一般的な充電パットはテーブルの上に置いて使用する為にどうしても充電しながらスマートフォンの画面を見ようと思えば上から覗き込まなければならないのですが、この「SliceCharge 3 Pro」はその覗き込むと言った必要性がありません。
またAirPodsやAirPods Proの充電に関しては「SliceCharge 3 Pro」を立てるとAirPodsやAirPods Proを立てかけても届きませんが、専用のクリップ式の台が用意されており、その台の上に置いて充電できる様になっており、細かな所まで心遣いが行き届いているのがよく分かります。
有線で2台のデバイスも同時充電
またこの「SliceCharge 3 Pro」には最大出力30WのUSB-C PD(Power Deliver)ポートを1ポートと、最大出力18WのUSB-Aポートを1ポート備えており、ワイヤレス充電と合わせると合計で6台のデバイスを同時充電する能力を持っています。
そしてその充電電力を得る為に専用の65W出力の電源アダプタも付属していますので別途USB-C PD対応の電源を用意すると言った事もなくこの「SliceCharge 3 Pro」1台でテーブルの上の充電ケーブル類もスッキリと片付ける事ができますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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