モバイルバッテリーは基本的にモバイル製品、スマートフォンやタブレット、USB-C充電可能なノートPCやアクションカメラを始めとするUSB充電が可能なガジェットを充電する事を目的としています。
一方でAC100V出力が可能なモバイルバッテリーや、ジャンプスターターと言って車のバッテリーが上がった時にエンジンを始動できるだけの大電流を一気に流す事のできる特殊なモバイルバッテリーがあったり、従来の専用充電アダプタで充電する様なノートPCを充電できるちょっと変わったモバイルバッテリー等もあります。
ただその全てがオートなので、モバイルバッテリーが充電対象のノートPCの充電を正式に対応している事を表明していない場合、充電ケーブルの変換アダプタ等が合っても実際には何故か出来ないと言う様な事も起こり得ますし、中にはオートでは充電できない様なものもたくさんあります。
そこで今回はマニュアルで出力電圧を任意に設定可能なモバイルバッテリー「STORM 2」をご紹介致します。
USB-C PD×2+USB-A×1
ではまず最初に「STORM 2」はUSB-Cポートを2ポート、そしてUSB-Aポートを1ポート備えており、USB3ポートの出力性能をご紹介します。
USB-CはどちらもUSB-C PD(Power Deliver)に対応しておりUSB-C1は5/9/12/15Vは最大3A、20Vは最大5Aで100Wの出力が可能で、USB-C2は5V/3A、9/12Vは最大2Aでの出力が可能です。
そして「STORM 2」ではUSB-Cはどちらも”プログラマブル電源”にも対応しており、基本的にはUSB-C PDは5/9/12/15/20Vと電圧は固定なのですが、プログラマブル電源は充電機器に合わせて電圧を変える事ができ、USB-C1は3.3V〜21V、USB-C2は3.3V〜11Vの間で電圧を充電機器に合わせて変える事が出来き、USB-C1は最大5A、USB-C2は最大3Aでの充電が可能となっています。
このプログラマブル電源の利点は、特別な電圧を落とす様なアダプタを用意せずともモバイルバッテリー側が合わせる事で効率的に電力ロスの少ない充電が可能な事です。
またUSB-AもQuickChargeに対応していたりするのですが、5V/3A、9V/2A、12V/1.5Aの出力が可能です。
また入力用のUSB-C PDポートも備えており、100W電源と組み合わせる事で最短1.5時間でこの「STORM 2」をフル充電する事が可能です。
DC出力は25.2V/3A
またこの「STORM 2」にはDC出力ポートを1ポート備えており、このDC電源ポートの出力は3.3V〜25.2V/3Aの範囲で任意に設定可能です。
つまりこれが意味するのは、ノートPCの殆どが充電できると言う事です。
最近のノートPCは高電圧定電流で充電する事でノートPCの発熱を抑える工夫をしており、昔の様に12V電源ではなく最近では20Vは最大5Vや24Vが電源アダプタの出力電圧だったりします。
そうすると12V出力が可能なモバイルバッテリーでは昇圧回路を内蔵していませんと充電に対応できませんが、この「STORM 2」ではコネクタのアダプタさえあればどのメーカーのノートPCでも充電できますし、車載用の12Vや24Vで動作する電化製品なども動かせますので、キャンプなどで車載用のポットや炊飯器を使うと言う様な場合にも使えます。
またDC入力も用意されており、電圧は5V〜24Vまで対応していますので車のシガープラグから直接充電すると言った事も可能です。
スケルトンボディーとディスプレイが魅力的
以上の様に「STORM 2」は優れた充電性能を持つモバイルバッテリーなのですが、見た目も素敵です。
特にスケルトンボディーは内部の基盤等が見えると言うのは機械好きには魅力的ですし、バッテリーの状態や充電状況をリアルタイムで確認できるモニターも、常に充電を監視できるので魅力的です。
またスケルトンボディーはヘタなハンダ等をしていればバレバレになりますから、品質の証拠の表れとも言えますしテスラ車が採用していたパナソニック製のバッテリーを使用していると言うのも安心材料の1つですので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
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