デスクトップPCであれば後からビデオカードを変更する事でグラフィック機能は強化できますので、PCを購入した当初は興味のなかったFPSゲームにドップリとはまり込んでしまったとしても、今持っているデスクトップPCをゲーミングPCに変身させるのは容易です。
一方でノートPCはと言うと後からビデオカードを交換すると言う事も出来ませんし、ゲーミングPCや動画編集などを行うノートPCでないとビデオカードは積んでいませんので、後からFPSゲームを自分の持っているノートPCでプレイしようとしたとしてもスペック的に無理な所があります。
更にノートPCでゲーミングPCと言うのは非常に種類も少なく選択肢が少ないため、ゲームをプレイしたいが為にあまり乗り気ではない高価なゲーミングノートPCを購入せざるをえないと言った事もあります。
ですが今ではUSB4やThunderbolt 3、Thunderbolt 4と言ったデータ転送規格をノートPCがサポートしていれば、外付けのビデオカードを接続し本当ならこのノートPCでは動かなかったFPSゲーム等を楽しんだりする事が出来る様になり、今回紹介するビデオカード「GPD G1」もそんな外付けのビデオカードの1つになります。
AMD Radeon RX 7600M XTモバイル・グラフィックス
まず最初に今回紹介するビデオカードドッグ「GPD G1」のグラフィックカードには、2023年1月にリリースされたばかりの”AMD Radeon RX 7600M XTモバイル・グラフィックス”が搭載されています。
そしてこの”AMD Radeon RX 7600M XTモバイル・グラフィックス”のスペックはGPU演算ユニット数:32、ゲーム周波数:2300MHz、ピーク時単精度演算性能:21.4TFLOPs、ピーク時半精度演算性能:42.8TFLOPsで32MBのキャッシュメモリーと8GByteのGDDR6メモリーが搭載されています。
そしてこの”AMD Radeon RX 7600M XTモバイル・グラフィックス”には最大120Wの電力を消費するのですが、GaNパワー半導体を使った240W電源を内蔵している事で外部から電力を供給する必要も巨大なACアダプターを持ち歩く必要もなく持ち歩くのにも優れたビデオカードと言えます。
USB-Cマルチハブ
次にこの「GPD G1」にはグラフィックカードとしての機能の他にUSB-Cマルチハブとしての機能も搭載されており、USB3.2規格のUSB-Aポートを3ポート、そしてUHS-IIに対応したSDカードリーダーを搭載しており、グラフィック処理だけでなく外部装置とのインタフェースも提供してくれていますので、この「GPD G1」を持ち歩けばUSB-Cマルチハブを持ち歩く必要はありませんし、何時でも何処でもゲーム対戦が行えます。
更にディスプレイ出力としてHDMI2.1ポートとDisplayPort1.4aポートを2ポート備えており、同時に3つのディスプレイにこの「GPD G1」から映像を出力する事が可能です。
外付けのビデオカードの場合、この「GPD G1」の様に映像出力ポートを持つものと、何も持たないものがあるのですが、ディスプレイ出力を持たない外付けのグラフィックボードボックスは生成した画面データをPC側に戻してからPCの映像出力ポートから映像をアウトプットする事でCPU負荷が上がりゲームのスピードに影響しますので、直接ビデオカードから映像を出力できると言うのは有利です。
更にPCとの接続にはUSB4.0及びThunderbolt3、Thunderbolt4をサポートしており最大40Gbpsでの通信が可能なのですが、この他に63Gbpsで通信が可能なPCI Express外付けバス規格となる「OCuLink(SFF-8612)」ポートを搭載しており、OCuLinkポートを搭載したPCと使用した場合、もっと高速に映像処理を行ってくれます。
USB-C PD60W出力
そして「GPD G1」にはPCとの接続のためにデータ通信としてUSB4.0及びThunderbolt3、Thunderbolt4をサポートしたUSB-Cポートを1ポート備えているのですが、このUSB-Cポートは充電規格USB-C PD(Power Deliver)にも対応しており、GPUで120W消費していても電力回路は240Wもあるため、最大で60WをUSB-Cポートを通じてPCに給電する事ができるため、USB-C電源を持ち歩く必要もなくなり、本当にこの「GPD G1」を一緒に持って出かければどこででも作業のゲームも何でも出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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