3Dプリンターの進化が目まぐるしいと感じてはいませんか?わずか1年あまりの間に、解像度は高くなるわ、使える素材はPLA,ABSからたくさん増えるわ。そして価格は半導体メモリーの様に下がるは。3Dプリンターでも色々と方式があります。樹脂を熱して射出して成形するタイプ。レーザーを当てて粉末の樹脂を固めるタイプ。そして液体樹脂にレーザーを当てて固めて行くタイプ。
この3DスキャナープリンターはSLAと言う液体樹脂を固めるタイプなのですが、通常は射出式の3Dプリンターと同じ様に可動式のヘッド(ベース)があり、それを徐々に動かす事によって立体造形して行きますが、このSLA3Dプリンターはそのヘッドがなく、液体樹脂の液面を圧力で上下される事によってプリンタヘッドの替わりをしています。
どう言う事なのか?簡単に言うと大きい密閉されたビンの中に、逆さまに入れたコップがあると思って下さい。中は液体樹脂が半分くらい入っています。ビンの中空気の圧力を高めると必然的に液体樹脂が圧力で押されて、コップの中の樹脂の液面が上昇。逆に圧を上げてやるとコップの中の液面が下降します。そして液面にレーザーを照射する事により固めて、圧力制御で液面の位置を変えて積層を作っていくわけです。
これ考えた人すごい!!ヘッドにくっつけるサポート部分がこれなら少なくて済みますので、かなり経済的かと
スペックは
造形サイズ:200mm×200mm×200mm
XY軸解像度:24bit/m
Z軸解像度:1μm
405nmレーザー使用
この新しいテクノロジーに興味のある方は下記URLで詳細をご覧下さい
https://www.kickstarter.com/projects/2014624256/elemental-the-worlds-first-pressure-controlled-3d
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