あなたはBluetoothヘッドフォンやBluetoothスピーカーって使っていますか?ケーブルレスで使えるのでこれらスピーカーはとても便利なのですが、出力する電波が弱いのでBluetoothの送信機と受信機間の距離が長かったり、間に障害物があったりすると電波が弱くなって音が途切れ途切れになったりしてしまいます。
それにBluetoothを使うと1対1でしかペアリングする事ができませんので、同じ音楽を誰かと一緒に聴こうと思ってもヘッドフォンのスピーカーを1つずつ分けて聴くしかなくそれではモノラルでしか聴くことができません。
そんなBluetoothでは無理なことをできる様にしたのがWiFiを使ったこの「blipcast」です。
この「blipcast」のキーポイントはWiFiを使ってオーディオデータを送信する事でBluetoothを使った音声ストリーミングアダプタの欠点を克服しないかつマルチストリーミングも行う事ができます。
WiFiを使う利点はBluetoothに比べて電波の到達距離が長いと言う事と、データの伝送スピードが比べ物にならないくらい早いと言う事です。最新のBluetooth4.2ですら実行速度が1Mbps出てば良い方で、これはペアリングしたデバイスからの距離が遠くなれば遠くなる程遅くなります。
これはWiFiにおいても電波強度が弱くなれば伝送スピードは落ちますが、それでも同じ距離であればBluetoothと比べれば10倍以上は余裕で出ます。
そして早いと言う事は大量のデータを送れると言う事ですからデータ量を減らす為に音データを圧縮する必要もありませんから音質もその分向上します。
なおかつBluetoothは1対1での送受信しかできませんが、WiFiなら複数の機器に同時にデータを送る事ができます。(実際には順番に送っているのですが)。この「blipcast」もAPモードで使う場合はスマートフォンが1台のみ接続でき、ダイレクトに音データを送信します。一方WiFi環境があればWiFiルーターに接続する事で複数のスマートフォンに同時に音データを送信する事ができるので、同じ場所であるグループはTVで映画鑑賞をし、あるグループは映画の音声に邪魔される事なくおしゃべりに興じると言った事もできます。
さてこの「blipcast」の使い方ですが、まずは3.5mmジャックかRCAコネクタでTVや再生用のHDDレコーダー、レコードプレイヤー等に接続します。電源はUSB電源ですのでTVやUSBコネクタのあるHDDレコーダー等であれば直接そのデバイスのUSBにコネクタに挿せばUSB電源を用意する必要はありません。
後は、専用のアプリケーションをスマートフォンにダウンロードし、「blipcast」に接続すればすぐに聴く事ができます。
もし複数の「blipcast」を自宅で使っていれば、スワイプする事で登録した「blipcast」を簡単に変えることができ、好きな場所で好きな音源の音を聴く事ができますので、例えば2Fの書斎に置いたオーディオプレイヤーで再生しながらキッチンでその音源を聴くと言った、Bluetoothではできなかった使い方もする事ができるのです。
Bluetoothアダプタを使ってみたけど、自分の使用環境では使い勝手が良くないと言う方にはオススメです。詳細は下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/1826049234/blipcast-turn-any-headphones-into-wireless-headpho
この記事へのコメントはありません。