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RaspberryPiを使ったパーソナル速度型地震計「Raspberry Shake」

東日本大震災発生から既に5年が経過し今年に入ってからは熊本で大きな地震があったのは記憶に新しい所ですが、そんな地震の多い国に住んでいるからこそ地震に興味を持っておられる方も多いかと思いますが、地震の強さってスマートフォンを使えば簡単に計測でき、そう言うアプリケーションも多数存在するってご存じでしたか?
それらアプリケーションは地震速報を受信して表示するのではなく、スマートフォンに内蔵された加速度センサーを使って地震を計測して表示します。つまり地震は揺れ、波ですから揺れがスマートフォンに伝わればスマートフォンに内蔵された加速度センサーがその揺れを表示してくれると言うワケなのですが、これには欠点がありスマートフォンを床の上に置いて側を歩けばその震動を拾ってしまいます。つまり地震なのか?その他の震動なのかの区別がつきません。
ですが、本格的な地震計ですと個人が手を出せる様なレベルの金額でないのですが、この「Raspberry Shake Board」なら個人でも十分に手軽に買う事ができる本格的な地震計測用のインタフェースボードなのです。


この「Raspberry Shake」はコイル抵抗が380Ωで4.5 Hzの受振器(オプションとしてセットになっているものもラインナップされています)が接続できる本格的な地震計測用のRaspberryPi用のインタフェースボードで、計測できる地震の大きさは半径50マイル(約80km)以内のマグニチュード2以上の地震と、半径300マイル(約482km)以内のマグニチュード4以上の地震になります。

そして基本性能はA/D分解能 が18bitでサンプリング周波数 が50Hzの1chの地震計測用ボードで、データフォーマットは世界標準のminiSEED形式を採用しています。

では何故RaspberryPiで地震計測なのか?それはRaspberryPiがLinuxが動く小型のマイコンボードだからです。RaspberryPi3になってWiFiやBluetoothもオンボードになり益々インターネットへの接続性が良くなっています。
ですからソーラーパネルにデータ通信端末と「Raspberry Shake」を組み合わせれば携帯の電波が届く所であればどの様な場所でも地震計測する事ができ、地震が起これば即座にインターネットを経由してRaspberryPi上に記録された地震波形データにアクセスして地震の情報を得る事ができますし、もし地震を観測したら即座に知らせるシステムを組んでおけばパーソナルな地震速報システムも作り上げる事だって可能です。

ちなみに受振器を持っている方はボード単品で買う事もできますし、RaspberryPiも持っていないと言う方はRaspberryPi3とセットになったものも用意されていますので、もし地震を自分で観測してみたいと言うマニアックな方は是非下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/1074107595/raspberry-shake-your-personal-seismograph

また英語が苦手だったり、直接投資するには不安がある。輸送トラブルや届いた商品が破損していたり動かないんだけど、どうしたらいいのだろ?
と言う不安がある方は、下記URLのRAKUNEWさんがオススメです。
商品の破損やトラブルに関しても直接、RAKUNEWさんが販売元と交渉して頂けますので安心ですよ♪
RAKUNEWさんの商品紹介ページは下記になります

https://www.rakunew.com/items/75370

2年近く待った近赤外分光装置「SCiO」がようやく到着したのでさっそくアンボックス前のページ

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