一昔前なら飛行機を利用する際に1人で2個も3個もスーツケースを無料で預けられましたが、今ではその制限が厳しくなりたくさん荷物を預ける事が困難となっていますので、今や海外旅行や荷物が増える長期旅行、衣類が増える冬場の旅行に衣服をコンパクトに圧縮して詰め込む事ができる圧縮パックは欠かせません。
ただ圧縮パックを使うともれなく空気を抜くと言う作業が必要となり、自宅なら掃除機等で吸い出したりする事ができるのですが、旅行先だと掃除機がないので、自力で圧縮パックに圧力を加えて空気を圧縮バックの中から追い出して圧縮するか、そうか注射器の様なハンドポンプを使用して空気を抜くか、自ら口で空気を吸い出すかと言う様な選択肢しかありませんでした。
ところが近年は超小型のバキュームポンプがたくさん売られており、モーターで空気を吸い出してくれますので非常に便利になっています。
ですがどの製品もポータビリティ性を重視した為に携行性は良いのですが、空気の吸い出しに時間がかかったり、モーターに負荷が掛かりすぎて空気が思ったより吸い出せなかったりと、製品によって今一なものもあります。
そこで今回は、あのダイソンの掃除機よりも吸引圧力の強いバキュームポンプ「Pacum」をご紹介します。
65Kpaでダイソンより25%も圧縮
まずこの「Pacum」の一番の特徴はコンパクトなのに吸引力が強い所です。
製品を大きくするとその分大きなモーターを内蔵する事ができますので、必然的にモーターの吸引力も上がりますが、コンパクトにすればするほどいくらトルクの出るモーターを設計したとしても限界があります。更にモーターを動かすには多くの電力を消費しますので、それに見合う電源を用意するか、それに見合うバッテリーを内蔵しなければなりません。
そこで一般的なポータビリティ性の高いバキュームポンプではバッテリーを内蔵していますので、スイッチONで空気を吸い出す事が可能です。ところがこの「Pacum」はそのバッテリーを潔くバッサリと切り捨てて内蔵せず、モバイルバッテリーを利用する事にしたのです。
そして5V/2A出力に対応したUSB-C出力備えたモバイルバッテリーと一緒に使う事で、パワフルに空気を吸い出し、圧縮できる様にしたのです。
”Padaptor”で様々な圧縮バックに対応
そしてこの「Pacum」には”Pacum Bag”と言う専用の空気弁が用意されており、ジップロックの様な密閉可能な市販の袋に取り付ける事で市販の袋を圧縮パックにする事ができる様になっているのですが、吸盤の様な形状をした”Padaptor”と言う吸い出しヘッド部分は市販の多くの圧縮袋の空気の吸い出し口に押しつける事で圧着され容易に空気が吸い出せる様になっています。
空気入れにもなるよ
そして空気を吸うと言う事はその吸った空気は吐き出さなければなりませんので、その吐き出す空気も無駄にせずこの「Pacum」は付属のノズルを使いボールや浮き輪、ボート等に空気を入れる事ができますのでレジャーにも活用できますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1784854143/pacum-its-time-to-end-the-struggle-with-space
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