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1つのペン先で2種類の太さのラインを引く事ができる画期的な万年筆「Fountain Pen」

万年筆ってちょっとお金持ちの方が使う筆記用具って言うイメージがありますが、近年は綺麗な字が書けると若い女性が積極的に使っているのです。
その理由の1つとして万年筆は紙にインクが移る角度が決まっており、概ね45〜60°傾けてペンポイントと呼ばれるペン先の丸いボールの様な部分を紙に当たる様にペンを動かさなければいけませんので、これがかえってペン先をブレさせず一定方向に動かす様に気を付ける為、書く字が安定するからです。

そしてもう1つ、万年筆はボールペンとは違い万年筆を紙に押しつける必要はありません。ボールペンはペン先のボールを回転させなければインクが出て来ませんので、ある程度筆圧を加えてボールペンを動かす事で手に力が入り文字を歪ませます。
一方、万年筆は毛細管現象を利用してインクを紙へと移して行きますので、書く事に一切力は不要で、万年筆を軽く持って滑らせる、スライドさせるだけで一定の太さでインクを紙に落として行く事ができますので、手に力が入る事なく字を書く事ができますので思い描いた通りの字を書く事ができる為に万年筆の方が綺麗な字を書く事ができるのです。

そして今回は2種類の太さのラインが引けると言う、ちょっと変わった万年筆「Fountain Pen」をご紹介致します。


2つの太さの溝が掘られたペンポイント


通常、万年筆の線の太さを決定するのはペン先のスリットの間隔です。
ペン先を見てもらうと分かりますが、万年筆のペン先は先端から細い溝が入っているのが見て取れます。そしてこの溝をインクが毛細管現象で流れて行き、ペンポイントの先から紙へとインクを落として行くので、このスリットを太くすれば太い線が、細くすれば細い線を描く事ができるのです。

ただペン先の太さは作った時に決まっていますので、ペン先を交換しなければ線の太さを変える事はできません。

ところがこの「Fountain Pen」は普通はペン先の表面を上にしなければ線を描く事ができないのですが、これを180°回転させてペン先の裏側を上にする事で何と2種類の太さの線を描く事ができる様になっているのです。

そしてその秘密はペンポイント部分に掘らせた溝の太さで、裏返した方は太くV字型に溝が掘られ表面よりは太い線を描く事ができる様になっているのです。


字幅はオーソドックスに3種類


では字幅のラインナップですが、これは標準的な万年筆と同じ様にF(細字:ファイン)、M(中字:ミディアム)、B(太字:ブロード)の3種類がラインナップされています。
そして違う字幅の線を描く事のできる”DUET NIB”ではFでは前面は細字、裏面はミディアム、Mでは前面はミディアム、裏面はブロード、Bでは表面がブロードで裏面が極太となっています。

そしてインクはインクカートリッジ及びコンバーターどちらも使用できる様になっている他、表裏字幅の変わらないオーソドックスな万年筆”ORIGIANAL NIB”、そしてフォルムが同じボールペンも同時にラインナップされていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/premad/premad-pen-writing-smooth-both-ways

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