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自宅のFDM方式の3Dプリンターで最大9本のフィラメントを扱える様にするフィラメント・フィーダー「3Dfeedy」

フィラメントと呼ばれる樹脂を溶かしながら造形するFDM方式の3Dプリンターの中にはいくつものホットエンド(ノズル)を搭載し複数のフィラメントを使い多色造形や違い性質を持ったフィラメント(ABSとTPUと言う様な組み合わせ)を使った造形が行えるものもありますが、こう言った複数のホットエンドを搭載した3Dプリンターと言うのは高価ですし、たいていの方がホットエンド1本の3Dプリンターを選ばれるかと思います。

ただ後から多色造形できたらいいのになぁ〜と思っても、基本的には3Dプリンターを買い換えるしかありませんし、そうなると出費も嵩張るので躊躇される方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、みなさんが持っておられるFDM方式の3Dプリンターで同時に9本のフィラメントを扱えるフィラメントフィーダー「3Dfeedy」をご紹介致します。


ヘッドに差し込むだけの超簡単設置


この「3Dfeedy」の特徴は設置がとても簡単な所です。
設置としてはフィーダー本体を3Dプリンターの邪魔にならない部分(移動するベッドやレール上を移動するヘッドが当たらない位置)に固定し、そして「3Dfeedy」から伸びるノズルをヘッドのフィラメント挿入口に差し込むだけです。

ですからメーカー製ではないDIYで作る3Dプリンターの殆どでこの「3Dfeedy」は設置する事ができますし、市販されているFDM方式の3Dプリンターであっても完全に密閉されておらず、移動するヘッドにシンクロして動く「3Dfeedy」に繋がるホースが干渉する様な場所がない事が前提です。

またフィラメント・フィード用(送り用)のモーターをこの「3Dfeedy」に移植するのですが、「3Dfeedy」が設置できる様な3Dプリンターであればどの様な機種に搭載されているスティッピングモーターでも問題なく移植できる様になっていますので大丈夫です。


最大9フィラメントまで増設可能


次にこの「3Dfeedy」では最大3本のフィラメントを扱えるタイプが基本型になり、フィラメントは1.75mmと2.85mmの2つのタイプどちらでも同じ「3Dfeedy」で扱える様になっており、扱えるフィラメントの種類はABSやPLAと言った一般的なフィラメントから、TPU、TPE、TPC、PAなどの柔らかい素材から炭素繊維強化などの硬くて脆い素材でも扱えますので、ほぼどの様なフィラメントも気にせず扱えるのがこの「3Dfeedy」の魅力です。

また「3Dfeedy」はフィーダーを増設する事も可能で、最大9つまでフィーダーは増設する事ができますので、合計で9本のフィラメントを扱える事になります。


便利になる反面デメリットも


ただこの「3Dfeedy」は単色造形しかできない3Dプリンターをマルチカラーに変えられるのですからこんなに素晴らしいデバイスはありません。
ですが色を変える、素材を変えると言った場合、ホットエンド内に残った溶けたフィラメントをどうするかと言う事になります。
基本的には手動でフィラメントを変えるのと同じ様に、フィラメントをホットエンドから抜いて新しいフィラメントを入れて古いフィラメントが全て押し出されるまでフィラメント押し出し続けてクリーニングを行いますが、この「3Dfeedy」も同様の方法を取っており、頻繁にフィラメントを変えると捨てるフィラメントの量が増えると言うデメリットが出て来ますが、自動でフィラメントを交換する事から手動で交換するよりは捨てフィラメントの量も少ないはずですので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/3dbizz/3dfeedy-multi-filament-feeder-3d-printer-add-on

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