屋外での配線工事や車内での配線工事に今まではHAKKO製の乾電池で動くハンダコテを使っていたのだが、同製品を使っておられる方であればよく分かると思うが、まずコテ先が暖まるまで時間が非常にかかるだけでなく温度回復が遅いため、1箇所半田付けしては待ってからまた1つと非常に効率が悪く、電源の取れない場所で使えるハンダコテをと思ってハンダコテを探していたのだが、理想的なUSB給電タイプのハンダコテは30Wとか60Wとか出力が低く温度回復性能が悪く何かないかなと言う状況で出会ったのが今回紹介する「Solniooer」で、クラウドファウンディングサイトKickstarterで運命の出会いをしました。
シンプルなパッケージ
アンボックス
私がPledgeしたのは付属品が何も付属していないベーシックなハンダコテだけのバリエーションで、セットにはハンダコテに説明書、DC→USB-C変換アダプタが付属しています。
この「Solniooer」はUSB-C PDに対応しており最大150Wで給電できると言う理想的なパワーを持っています。
コテ先を外した状態。付属のコテ先はナイフ形状で樹脂をカットしたり、チップ部品を外したりと言った作業に使えそうです。
コテ先を外す際にはコテ先に被っているネジを回す事で簡単に外す事ができます。
そしてこのハンダコテにはパワーボタンと言うものはなくUSB-Cケーブルを差し込むと電源が入りモデル番号とも思われる”RGS65”と言う文字が起動時に表示されます。
そして今回はMacBook Proの100W電源を接続したのですが、温度上昇が早い!!感覚だけですが10秒程度で350℃まで上昇したので一般的なステーションハンダコテより少し長いくらいで実用性は十分ですし、350℃にセットしたのですが360℃付近まで上がって350℃まで下がって来たので、温調もしっかりと効いている様です。
交換用コテ先は秋月で
そしてこの「Solniooer」にはナイフ型のコテ先しか付属してないため、ハンダ付けを本格的に行うには不向きです。
そこで注目したのがHAKKO製のT12シリーズのコテ先で、実際に並べて見て見ると電極の位置等が同じ。
試しにHAKKO製のコテ先を差し込み、通電して温度が上がった後に実際にコテ先にハンダを当ててみるとしっかりと溶けるので流用は可能ですが、付属のコテ先とは長さが大きく違いネジも締まりませんので実用的ではありません。
ですがネットで検索すると秋月で販売しているUSBハンダコテT65用のコテ先が見た目的にもサイズ的にもピッタリで使えそうなので、秋月でコテ先を入手してレポートさせて頂きたいと思います。
替えこて先 T65用 BC2
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g118316
替えこて先 T65用 BC3
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g118317
替えこて先 T65用 ILS
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g118318
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