レーザー彫刻機もそうですが、工作機器を価格だけで選ぶと言うのは失敗の元になります。
と言いますのも安価であると言う事は、レーザー彫刻機の場合であればレーザーモジュールの出力が小さく、フェルトやコルク、革、木材、樹脂などの比較的融点や発火点の低い材料であればレーザー彫刻は可能ですが、金属やガラスと言った融点の高い素材の場合はレーザー彫刻は出来ません。
更に安価なものはインタフェースにしてもSDカードにSTLやOBJをコピーし、そのSDカードをレーザー彫刻機に差し込んでレーザー彫刻したり、レーザー彫刻そのものにしてもプレビュー機能がなかったりすると彫刻する場所の確認が出来ませんので、一発勝負で失敗を覚悟でレーザー彫刻しなければならなかったりします。
そこで今回は、安価でありながら初心者にも扱い易いレーザー彫刻機「Wainlux K8」をご紹介致します。
3種類のレーザーモジュールから選択
今回紹介するレーザー彫刻機「Wainlux K8」は、2.5W、5W、10Wと3種類のレーザーモジュールから選択出来る様になっており、もし金属やガラス、セラミックなどの素材にレーザー彫刻する事はなく木やアクリルへのレーザー彫刻がメインと言うのであれば、2.5Wのレーザーモジュールを選択すれば1番安くレーザー彫刻機を入手する事ができますし、金属やガラスもレーザー彫刻したいと言うのであれば10Wのレーザーモジュールを選択すればたいていの素材にレーザー彫刻が可能です。
またガラスにレーザー彫刻する事はないけれども金属はあるかな?と言うのであれば5Wのレーザーモジュールを選択すればよく、使用用途によってこの「Wainlux K8」ではレーザーモジュールを選択する事ができます。
更にレーザー出力が違うだけで性能が同じなのがこの「Wainlux K8」の良い所でレーザーピッチは0.01mmで細かな髪の毛も1本1本、レーザー彫刻可能な性能を持っています。
ただレーザー彫刻エリアは130×130mm、ボックスタイプのレーザー彫刻機ですので、この「Wainlux K8」に入れる事のできる素材の大きさは最大220×170mmないし190mm×190mmで高さは100mmまでとなりますので、ノートPCの天板にレーザー彫刻したいと言った様な場合は出来ませんので要注意です。
更にこのレーザー彫刻機には高価な業務用のレーザー彫刻機にしか搭載されていないブロワーがレーザーヘッドに搭載されており、レーザー彫刻時に発生する粉塵(燃えかすの様なもの)による変色や焦げ、歪みなどを防止する事ができますし、オプションで用意されている清浄機を「Wainlux K8」に装着する事で排気をクリーンにし部屋の空気を汚さない様にもなっています。
庫内にセットされた素材をカメラで見ながら位置決め
次にこのレーザー彫刻機「Wainlux K8」には何と200万画素のカメラも搭載されています。そしてカメラで撮影された庫内の状態はPCに送られ、そしてPCで庫内にセットされた素材に対してレーザー彫刻するデータの位置合わせを行う事が出来る様になっているのです。
つまり「Wainlux K8」では、1ミリの狂いもなく正確に対象とする素材や製品に対してレーザー彫刻が行えますので、失敗はまずありませんし、想像した通りのレーザー彫刻が行えます。
更に10Wレーザーモジュールを搭載したレーザー彫刻機では木であれば8mm厚の木材まで、アクリルであれば5mm厚のものまでカットする事も出来ますので、ウッドクラフトを自作したり、アクリルプレートを作ったりする事も可能です。
ボトルなどにもレーザー彫刻が可能な回転アダプター
更にこのレーザー彫刻機「Wainlux K8」には、直径7.5cmで長さ約37cmまでの円筒形のものを回転させながらレーザー彫刻を行う事ができる回転モジュールがオプションで用意されており、乗せる事ができるボトルの直径サイズが7.5cmまでなのでワインボトルへのレーザー彫刻は無理ですが、細めのタンブラーや保温ボトル等にはレーザー彫刻が行えますので、何かノベルティーを作って記念に配ると言った事も自前で出来ますので、詳細なスペックを含めて下記URLにてご確認ください。
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