“Modern97″はMelGeek社が初めて手がけたフルサイズのメカニカルキーボードで、104keyのフルサイズキーボードから特殊キーを除く感じでテンキーをプラスしたキーボードで、キーボードサイズは一般的なフルサイズキーボードの80%とコンパクトなのが特徴のキーボードです。
更に”Modern97″にはkailh社が新しくリリースしたリニアタイプのメカニカルキー”Sonic53”を採用しているのが特徴のキーボードです。
そんな”Modern97″に新しい2種類のカラーラインアップが追加されKickstarterにて登場しましたので、ご紹介させて頂きます。
kailh Sonic53
今回紹介するゲーミングキーボード”Modern97″に採用されているKailh社のリニアタイプのゲーミングキー”Sonic53”は、押込圧45±10gf、接点1.2±0.5/-0.2mm、キーストローク4.0±0.4mmと、重く、長く、そしてすぐに反応すると言うまさにゲームに特化してある事がよく分かるキースペックとなっています。
通常、キーを重くするとキーを押す力が必要なので長時間キー入力を行う様な仕事ですとやはり腕の疲労がその分蓄積して来ますので軽い方が楽になりますが、ゲームの場合はヒートアップして来るとアドレナリンが大量に分泌されてキーを叩く指にも力が入り、より強くキーを叩きますので重くした方がキーが底に当たり跳ね返った衝撃を指で受けずに済みますし、キーストロークが長くなっているのも、そう言った反動を抑える為にわざと長くなっています。
更に接点が短いと言うのも反応スピードに大きく寄与しています。
更にキーキャップにはオリジナルのMCRキーキャップが付属しているのですが、通常はABS樹脂製の射出成型のキャップが使われますが、このオリジナルキーキャップは何と2種類のキャップを重ねる2層構造にする事でキーキャップの耐久性を上げ、より強く叩いても安心してプレイ出来る様に配慮されています。
超ロングライフ設計
次にこのゲーミングキーボード”Modern97″は、キーを取り付ける為のPCB基板を覆う様にキーを打鍵した際の衝撃や打鍵によって発生するノイズを抑制する為のPoronマットを敷いた上でキーを囲む様にもPoronマットで囲む事で静音性をより上げています。
更にPCB基板の下にも2種類のPoronマットを敷く事で打鍵時の衝撃、そして打鍵に伴ってキーボード各所から発生する様々なノイズを消音する事で澄んだキーの打鍵音だけが響き渡る様に工夫されています。
更にゲーミングキーボードを名乗るにあたってスキャンスピードは1000Hz、キーの反応スピードは1msと反応は非常に高速で、この”Modern97″はUSB-Cによる有線、Bluetooth、2.4GHz通信ドンクルを使ってPCやスマートフォン、タブレット等と接続する事が出来るのですが、4,000mAhと言う一般的な同ジャンルのキーボードの倍近いバッテリーを搭載するだけでなく、カスタマイズされた電源管理回路を搭載する事でバックライトを点灯させなければ一般的の使い方で何と400日強、充電レスで連続使用できると言う超ロングライフ設計になっているのもビックリな所で、有線、無線を含めて最大8台のデバイスを切り替えて使用する事が出来る様になっています。
総合管理アプリ”MelGeek Hive”
そしてキーマップ変更アプリに関しては以前はフリーで配布されています”KBTools”を採用していたのですが、”Modern97″では専用の設定アプリ”MelGeek Hive”を投入しています。
このアプリはキーマップだけでなく、ショートカット、マクロ、などをタブを切り替えてシステマティックに設定出来る様になっているのがポイントで、設定し易くまた設定した内容を確認し易くと言う事がよく考えられたアプリになっています。
更にこのアプリでRGBバックライトの設定も行えますし、マウスのテストなども行える様になっているなど、非常に優れたアプリを提供していますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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