3Dプリンターも随分と価格が下がり、あまり造形サイズの大きい3Dプリンターは変えないけれども、そこそこの小さなフィギュアが作れるくらいの3Dプリンターなら5万円、自分でDIYで作るキットなら2万円もしないFDM方式の3Dプリンターは世の中にたくさんあります。
ただそう言う3Dプリンターは速度が遅く、造形サイズ最大のものを作ろうと思うと一晩かかる事もザラですし、ちゃんと整備をしていないとタイミングベルトが滑ってヘッド(ホットエンド)が正しく制御できていなくて、翌朝見てみたらグッチャグチャになっているって事も多々あります。
そう言う時、途中で止める事ができれば高価なフィラメントを無駄に使って捨てる様な事もありませんよね。その様な動きをリモートで監視し、いざって言う時は止める事ができるのがこの「Heero」です。
この「Heero」は一体どう言うもので、どう言う原理をつかって動いている機械を止めるのかと言うと、まず「Heero」は広角レンズを取り付けた画像サイズ720PのCCDカメラと2個の補助照明用のフルカラーLEDを搭載したネットワークカメラで、ケーブルの先には110V-240V 10Aまで流せるコンセントが装備されており、スマートフォンのからの制御でそのコンセントのON/OFFの制御をする事ができます。
つまり「Heero」を使えばリモコン信号やWiFiで接続されてリモート制御できないような機器でも強制的に電源をON/OFFする事で接続した機器を制御できるのです。
ですから3Dプリンターなんて高価な機種でない限りWiFi接続されてリモートから制御できませんし、仮に制御できたとしても造形中の映像を伝送する様な機能はもっていませんから、セットして放置して来た3Dプリンターがしっかりと動いて失敗なく造形しているかなんてわかりませんから、この「Heero」はそう言う意味でも監視して電源を切れるので、3Dプリンターと言う機器の制御には最適ですよね。
その他にも「Heero」には様々な使い方があります。例えばベビーモニター代わりに使って、コンセントにはメリーゴーランドの様な赤ちゃんが喜ぶ様な動くおもちゃを接続しておいて起きて泣いている様ならスマートフォンからスイッチを入れて少しの間、誤魔化せる様にしておくとか、家で留守番している子供たちがゲームをし過ぎていたらゲームやテレビの電源を落とせる様に「Heero」をセットするだとか、子どもがタブレットでYouTubeを見すぎる様ならWiFiルーターに接続しておいて強制的にルーターの電源を落とすとか、通常はリモートやリモコンで制御できなかった様なものでも「Heero」があれば工夫次第で何でもパワー制御する事ができます。
また「Heero」の設置ですが、「Heero」には磁石が最初から取り付けてあり、金属面にそのまま貼り付けて使用する事ができる他、GoPro用のマウントを持っていますのでGoPro用に星の数ほどリリースされている様々なマウントを利用して色々な場所で色々な所に設置する事ができます。
その他には「Heero」にはSDカードスロットが内蔵されており、SDカードをセットしておけば、スマートフォンからリモート接続していなくても、SDカードに一定時間毎にCCDで捉えた映像をタイムプラス画像として記録してくれますから、後から監視していなかった時の画像もしっかりと確認する事ができる様になっています。
その他詳細なスペック等については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/guzu/heero-monitor-and-stop-any-electrical-device-remot
この記事へのコメントはありません。