あなたは髭剃り(カミソリ)を使っていてカミソリ負けする事はありますか?例えばヒゲを剃った後に皮膚が赤くなって炎症が起こっている様になったり、ブツブツと発疹が出たり、剃りすぎて血が出たり。
カミソリを使う時は、毛の生えている方向に沿ってカミソリを動かす「順剃り」が肌へのダメージが少ないのですが、ヒゲが濃い人は「逆剃り」と言って毛の生えている方向に逆らってカミソリを動かして剃りたがります。ですがそれは実はカミソリの切れ味が悪いから順剃りでは剃れない様になっているだけで、本当は刃を替えれば順剃りでも十分剃れるのです。
ですがカミソリの刃を切れ味がある(刃こぼれしていない)1~2週間で交換する人ってなかなかいませんよね。人によっては切れるんだからと何ヶ月も替えないと言う人もいますが、本当は半月に1度は交換した方がいいのです。
ですがそれが面倒だったり、肌が弱くてすぐにカミソリ負けしてしまう人にオススメなのが切れ味バツグンで半年以上も刃の交換が不要なカミソリがこの「Zafirro」です。
この「Zafirro」の特徴は何と言っても刃にサファイヤガラスを使用していると言う事です。では何故金属ではなくサファイアガラスなのか?それは切れ味を良くする為です。
サファイアガラス(モース硬度:9 ビッカース硬さ:2300)と言うダイヤモンド(モース硬度:10)に次いで硬い材質を使っているので、硬度を保ちつつ極限まで薄く薄くできる利点があります。
これが金属ですとアルミホイルを思い浮かべてみてもらえばわかりますが、厚みのあるアルミの板に比べてアルミホイルは柔らかいのと同じで、これがステンレス鋼(SUS440Cでビッカース硬さ:600)であっても同様です。
そして金属に厚みのある包丁と薄いカッターナイフを比べててみても薄いカッターナイスの刃の方が刃が薄くなった分先が尖り鋭利になりますから、更に切れ味が良くなります。
つまり切れ味を良くする為には刃を薄くしなければならない、でも金属では薄くしてしまうと硬度が落ちてしまうと言う相反する性質を持っている事から今回選ばれた材料がサファイヤガラスと言う事なのです。
そしてこの「Zafirro」では何と人間の髪の毛の幅に対して1/5000の厚さと究極に薄く仕上げる事で外科医のメスよりも刃先は10倍以上シャープになっています。
そしてカミソリでよく使われるステンレス鋼(SUS440C)に対して4倍弱も硬度の高いサファイアガラスを選ぶと言う事は薄くする以外にもなかなか刃こぼれしないと言う利点もあります。例えば、金属の刃物って硬いものを切ると刃こぼれしてしまい研がないと再びその切れ味は戻って来ませんよね。それと同じで柔らかい毛ならカミソリの刃もなかなか刃こぼれしませんが、剛毛だとわずか数回で実は刃こぼれしてしまいそのギザギザになった刃で毛を剃るとその刃こぼれした部分に毛が引っ掛かって引っ張られて毛根が傷ついて炎症(=カミソリ負け)が起こってしまうのですが、それを防止する為にはカミソリを頻繁に交換するか、刃こぼれしない硬い刃を使うしかないと言う事なのです。
ただこんなに硬いサファイアガラスを使っていても使っていれば次第に劣化して行き刃こぼれはしていきますが、それでも普通の2枚刃や3枚刃の髭剃りの刃の切れ味が1週間程度しか持たない所、この「Zafirro」は6~12ヶ月(毛の硬さによって寿命は変化します)もその切れ味を維持する事ができます。そして交換用カートリッジは$39で販売される予定です。
その他詳細な点については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/zafirro/zafirro-sapphire-blade-razor
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