電動を含め、キックスクーターは自転車と同じ様に2輪ですので、停車状態で自立する事はできません。
ですから低速走行はどちらかと言うと苦手で、イベント会場等で人混みの中をかき分けてキックスクーターで移動する様な場合は、止まったり移動したりの繰り返しになりますので、歩いた方がベターです。
またこれが電動キックスクーターとなるとモーターやバッテリーが内蔵されており10kgまでとは行かないまでも結構な重量がありますので、こちらは更に車種によっては低速走行できなかったりするものもありますので、最悪は乗って移動できない場合は出て押して移動するしかないのですが手で押して移動するのもバッテリーやモーターで重いので大変です。
そこで今回は、低速走行が得意なだけでなく、手で押して移動するのもとても楽な電動キックスクーター「Mantour X」をご紹介致します。
0で指先1本で進む「Mantour X」
この「Mantour X」の特徴は複数のジャイロセンサーを搭載して折り畳んだ状態の「Mantour X」は手を離しても自ら立つ事です。
そしてその特性を生かして、バッテリーが切れた状態では自立しませんが、バッテリーが残っている状態であれば折り畳んだ状態で指先1つで押して移動する事ができますので、人混みで「Mantour X」に乗った状態で移動できない様な状態の時に楽に「Mantour X」を押して移動する事ができますので、とても楽です。
ところでこの自立して指先一本で移動できると言う機能には、セグウェイと言う2輪の乗り物で使われている倒立振子と言う技術が使われています。この倒立振子と言うのは1輪ないし2輪のロボットや乗り物が自立できる様に、倒れる方向を検出しその方向に素早く移動する事で倒れるのを免れると言う、私達が一輪車や自転車に乗って静止したり転けずに移動したりする時に行う様な重心移動をセンサーとモータードライバーが連携して行う機能です。
5秒でトランスフォーム
そしてこの「Mantour X」は毎日手軽に使える様にトランスフォームにかかる時間も最小になる様に良く考えられており、何と折り畳んだ状態から展開して乗って移動するまでに必要な時間はたった5秒と信号待ちをしているよりずっとずっと短くなる様に設計されていますし、折り畳むのも個人差はありますが慣れれば10秒とかからないので、「Mantour X」から車に乗り換えて移動すると言った様な時もシームレスに行えるので便利です。
最高時速20km/hで20km移動
そしてこの「Mantour X」の走行性能は最大速度20km/hで最大20kmです。
ただこれは最大荷重100kgの時のスペックなので、”出川哲朗の充電させてもらえませんか?”と言う電動バイクでの旅を見ておられる方はよくご存じだと思いますが、体重が重い人が乗るとバッテリーの減りも早く、体重の軽い方ならゆっくりと言う法則に習いこの「Mantour X」も体重の軽い方が乗ればスピードも距離も当たり前ながら伸びます。
それよりもこの「Mantour X」はジャイロセンサーで姿勢制御するのが得意で、本来ならバランスを崩して足を地面に下ろす様な場面でも「Mantour X」は倒れない様に亀の様な速度での移動もしっかりと姿勢を制御してゆっくりと進む事ができますので、定期テスト前の非常に混んでいる大学のキャンパス内も安全にゆっくりと転ばずに移動できるのがポイントです。
保安部品取付で公道も走行可能
そして日本ではまだ電動キックスクーターで公道を走行するのは、一部の特区と呼ばれる走行を許可されたエリア以外ではNGです。
ただ保安部品と呼ばれる部品を取付け検査を受ける事でナンバープレートが交付されて公道も堂々と走行できる様になります。
ここで言う保安部品とは、ブレーキランプ、ヘッドライト、ウインカー、バックミラー、クラクションで、これら部品は”保安部品キット”と言ったキーワードで検索する事でたくさん出て来ますので、折り畳みはちょっと難しくはなりますが、公道も堂々と走行する事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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