アウトドアで利用する折り畳み椅子って何故、あまり座り心地が良くないのだろう?って考えられた事はありませんか?
例えば食事をするのであれば椅子の座面は水平で、背もたれは立っていた方が前傾姿勢になりやすいので食べやすいのですが、アウトドアで使用するアームレストのついた折り畳み椅子の多くは座面がお尻に向けて少し傾斜がついています。
ただその傾斜も中途半端で、横になって寝そべってリクライニングできる程の傾斜でもありませんので、椅子にゆったりと座りリラックスすると言う程のものでもありません。
そこで今回は、2段階にリクライニング角度を変える事ができる組み立て式チェアー「CAPRA」をご紹介致します。
90°回転させるだけなんて!!
よくみなさが使われる折り畳み椅子はワンタッチオープンの折り畳み椅子かと思いますが、中にはテントの様にいくつものポールをジョイントに差し込んで組み立てる組み立て式の椅子もあり、後者の方が圧倒的にコンパクトに収納できますので、ハイキングやトレッキングなどに携帯するにはとても便利な椅子です。
その後者の組み立て椅子の地面に接地するポールを変え、座面となる布をかけかえる事で何とこの「CAPRA」はリクライニング角度を変える事ができる画期的な椅子で、背もたれのリクライニング角度が10°程度から120〜130°付近まで倒せるのですから、食事が終わった後は、ゆったりと空を流れる雲を見上げながらくつろぐ事ができるのです。
またポールの先にはスキーストックの先につける”バスケット”に似たパーツが付属していますので、泥濘んだ土や柔らかい土、砂浜、雪面上と言った細いポールのままでは深く地面に突き刺さり沈んで行く様な場所でも安定して座る事ができる様にも工夫されています。
4つのバリエーション
そしてこの「CAPRA」には4つのバリエーションがあります。
リクライニング角度を変える事ができるのは”CAPRA”と言う椅子で、この他に背もたれのない”HINNY”と言う椅子も用意されています。
”HINNY”は背もたれがない上に座面の沈み込みも少なく、身体をある程度自由に左右に向き直す事ができますので、釣り用の椅子として、座りながら調理すると言った用途にベストです。
そして3つ目の”SEAGOAT”は”CAPRA”にも”HINNY”にもなれる椅子で、”CAPRA”の長い方のポールは1本のポールなのに対して”SEAGOAT”は2本に分割できる様になっていて、分割して片側を使用すると”HINNY”になると言う訳です。
また”MUHX L”は”SEAGOAT”の分割できる方のポールの片方がスキーストックのハンドルの形状になっており、短い方のポールをつなぎ合わせる事でトレッキングポールとしても使えると言う、何とも便利でマルチな組み立て椅子なのです。
耐熱性も備えたCORDURA(コーデュラ)生地使用
コーデュラと言うのはアメリカのインビスタ社と言う会社が開発したナイロンの7倍もの強度と耐久性を持つ生地の商品名です。
そしてシートには500デニールの生地が使われているのですが、強度や耐水性の他に、耐熱性にも優れていて、火がついた薪を生地の上に置いても溶けて穴が空いたりしないと言う、非常に強い生地なのです。
ですから、焚き火の側に椅子を置いておいて、火の粉が飛んで椅子に穴が空くと言う様な心配もこの「CAPRA」では無用ですので、もし興味を持たれた方は詳細やバリエーションについては下記URLにてご確認ください。
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https://www.kickstarter.com/projects/mulibex/capra-freakishly-strong-adaptive-light-chair-system
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