みなさんはVPN(Virtual Private Network)と言うネットワーク技術、ネットワークアクセスの事はご存じですか?
iPhoneユーザーであればWiFiの設定でVPNの設定も可能になっているので文字だけでもご覧になった事がある方も多いかと思いますが、これはインターネット空間にプライベートな仮想のネットワークを構築する技術で、広大なインターネットの中にプライベートなどこからもアクセスされないネットワーク、自宅LANの様なものを構築する技術です。
このVPNの利点は、例えば日本からNetflixのサービスを利用とすると必ず日本のNetflixに接続されますが、VPNを使いアメリカのVPNゲートを利用する事で日本にいながらアメリカからアクセスしているかの様に見せる事ができるのでアメリカのNetflixに接続できます。
また中国などはかなりのサービスをフィルターをかけて通信できない様にしていますので、中国ではTwitterやFacebookに接続できなかったりしますが、VPNを使う事でそう言ったサービスを利用する事ができます。
また公衆無線LANの様に無防備なWiFiに接続すると同じWiFiのアクセスポイントを使い通信している人から、自分のスマートフォンであったりノートPCに侵入され情報を抜かれたりと言う危険性がありますが、VPNを使うと完全に隔離された状態になりそう言った他のマシンからはアクセスできませんので安心して無料のWiFiも使用する事ができます。
そんなVPNを更に便利にし、セキュリティーを向上させたのが今回紹介する「Deeper Connect Mini」です。
DPNとは!?
DPN(Decentralized Private Network)は日本語に訳すと分散型プライベートネットワークと言う事になります。
この「Deeper Connect Mini」では米国、ヨーロッパ、シンガポール、中国にVPNのゲートを用意しており、アメリカ、ヨーロッパ、中国、東南アジアへのサーバーに直接アクセスでいるのですが、それにプラスしてこの「Deeper Connect Mini」を利用している人自らがVPNゲートとなるのです。
簡単に説明すると日本にいるAさんがオーストラリア国内からしかアクセスできないサイトのサービスを利用したいとします。そうするとこの「Deeper Connect Mini」ではオーストラリアにはVPNゲートを持っていませんのでオーストラリアのサービスは利用できないと言う事になるのですが、オーストラリアにいるBさんがこの「Deeper Connect Mini」を利用しているとBさんの「Deeper Connect Mini」を通じてオーストラリアのサーバーのサービスにアクセスできるのです。
つまり「Deeper Connect Mini」を使っている方それぞれがクライアントであるサーバーでもあるので、「Deeper Connect Mini」を使っているユーザーが世界中にいれば、自国内でしか受けられないサービスを提供しているサイトにその国にいる「Deeper Connect Mini」ユーザーのサーバーを通じてアクセスできると言うのがこの「Deeper Connect Mini」の最大のメリットです。
ただ勝手に知らない誰かが自分の「Deeper Connect Mini」を介して大量のパケットを送受信すると自分自身のアクセススピードにも影響してしまいますので、そのあたりは制限をかける事もできる様になっています。
強固なフィルター
次にこの「Deeper Connect Mini」にはVPNクライアントならではの強固なフィルター機能を搭載してます。
どう言ったフィルターを搭載しているかと言いますと、まず無駄な広告を表示させないアドセンスブロック、マルウェアやトラッカーからの保護、そして有害サイトのフィルタリングです。
そしてこれらフィルターはOFFすると危険性が上がるもの以外は任意にON/OFFできますし、有害サイト等は個別に指定する事もできます。
設置はLANケーブルを差し込むだけ
そしてこの「Deeper Connect Mini」は難しい設定は一切不要で、WiFiルーターとONUやDSUとを接続しているケーブルの間にこの「Deeper Connect Mini」を挟むだけで、全ての通信をブロック、そしてDPN通信に切り替える事ができますので、WiFiルーターの設定もできないと言う方でも大丈夫です。
またデバイスは小さいので、旅行に持って行ってホテルの部屋で使えば、他の部屋に宿泊した悪意あるユーザーからの攻撃を受ける事はありませんし、もちろん屋外でも、USB電源で動くWiFiルーター等を使わないといけないと言う面倒さはありますが、カフェで無料のWiFiを使用する様な時も安心して無料のWiFiを使って通信する事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
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