このコロナ禍でDIYを始めたなんて方も多いと思いますが、DIYをする上で作業の効率化を計る為には電動工具は不可欠です。
特にドライバーはあった方がネジ止めや穴開けと言った作業どちらにでも使えますので、1つは持っておいた方が無難ですが、この電動ドライバーにはインパクトドライバー、ドリルドライバーと2種類あります。
インパクトドライバーは衝撃を与えながら回転するドライバーで、ドリルドライバーは一定の力で一定方向に回転するだけなのに対して、ガンガンと衝撃を与えながらネジを締めますので、よりしっかりとネジやナットと言ったものを締め付ける事ができますので、インパクトドライバーはネジ止め、ドリルドライバーは穴開けと言った住み分けが出来ています。
またこの他にペン型ドライバーと言うものもあり、このペン型はペンの様に細長い事からそう名付けられているのですが、ボディーがコンパクトなので狭い場所で使えるだけでなく小さく軽いので携帯し易いと言う面も持ち合わせているのですが、インパクトやドリルドライバーと比べると機能的に見劣りします。
ですが今回紹介する「NEX L1 Pro & L1」と言う2種類のペン型ドライバーは普通のドリルドライバーと同じ性能を持った電動ドライバーですので、これを1台持っていれば、電動ドライバーを買い足したりと言う事は不要です。
0.5N.mから6N.m
まずこの「NEX L1 Pro & L1」で1番注目すべきは、トルク(締め付ける力)が設定できる事が挙げられます。
機械の整備をされたりする方はネジやナットにはそれぞれ締め付けトルクと言う、どれくらいの力で締め付ければ良いのかと言う事が決められているのはご存じだと思います。
これは設定トルクで締め付けないと緩んでくる恐れがあると言う側面と、設定トルク以上で締め付けるとネジやナットに負担がかかり過ぎてネジやナットを破断させてしまう危険性があるからです。
また木材にタッピングを打ち込む様な作業をしている時にネジが木材の表面から深くめり込んで行ってしまうなんて事がありますが、これは規定トルク以上で締め付けた事でネジが深く入り込んでしまった為で、基本的にはネジの頭と材料とがフラットな関係になる様に打ち込むのが適切なネジ止めの基本です。
そしてこの時に適切なトルクを設定しておくとネジの頭は木材とフラットな関係になった時に止まってくれますので、トルク設定ができると仕上がりだけでなく、強度的にもベストなものを作り出す事ができるのです。
ちなみに”NEX L1 Pro”は最大6N.mまで6段階でトルクの設定は可能で、”NEX L1”は最大5N.mまでの設定となります。
握り込みの量に合わせてスピードコントロール
そして”NEX L1”は320rpmと回転スピードは固定になっているのですが、”NEX L1 Pro”に至ってはスイッチの押込量に合わせて回転スピードを0〜220rpmまで可変する事ができる様になっているのです。
ドリルドライバーではこの機能は一般的に備わっており、例えば鉄板に穴を開ける様な場合、ポンチで材料にマーキングし、そこにドリルの刃の先端を合わせても回転スピードが早いとドリルが滑って行ってしまい狙ったとこになかなか穴が開けられないと言う事が起こります。
そう言う時にドリルの回転スピードが変えらればゆっくりとドリルの刃を回す事でドリルの刃は滑らずに穴を徐々に広げて行って穴を大きくして行く事ができ、ある程度ドリルの刃が入った所でスピードアップすれば確実に短時間で穴を空ける事ができます。
またトルクが0.5N.mで締め付けないといけない様な精密なネジなどはゆっくりと回して締める事で、トルクを加えすぎてネジの頭やネジそのものを切ってしまったりする事を防ぐ事ができます。
リングライトで暗い場所での作業もハッキリ
そしてまた「NEX L1 Pro & L1」には、ドリルチャックを囲むようにリングライトを備えています。
一般的な電動ドライバーにもLEDでドライバーが向いている方向を照らすものがありますが、砲弾型のLEDが1発入っている程度で、ハッキリと十分照らし出す能力があるとは決して言えないものが殆どです。
ですがこの「NEX L1 Pro & L1」の様にビットの周囲を囲むようにLEDを配置してもらえば光量が上がりますので、より先端周辺を明るく照らし出す事ができますので、暗い場所での作業がとってもし易くなります。
また何も工具を持っておられない方には、本体にプラスして各種サイズのビットが付属したオールインワンパックも用意されていますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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