みなさんは GPD WINと言うWindows搭載のハンドヘルドPCはご存じだろうか?
小型の液晶、スライド式のキーボード、そしてゲームコントローラーを備えたWindowsマシンなのだが、このGPD WINはどこででもWindows向けのゲームをプレイできる様にと開発されたハンドヘルドPCなのだが、やはりゲームをプレイする事を前提にしているため、さすがにこのサイズにGPUを搭載するのは無理なので映像処理性能の高いGPU内蔵のCPUを選んでいる事だ。
そのため、非常に描画の細かい、スピードの早いゲームでもサクサクとプレイする事ができる。
そんなGPD WINシリーズの最新マシン「GPD WIN3」をを今回はご紹介致します。
ゲームがプレイし易く進化したボディー
まずこの「GPD WIN3」で大きく変わったのがフォルムです。
従来はクラムシェル型でノートPCの様にディスプレイ部分を立てるとゲームコンソール付きのキーボードが現れていたのですが、この「GPD WIN3」ではPS VitaやNintendo Switchの様にモニターを挟む様に左右にテンキーやボタン、アルプス製のアナログジョイスティックなどを備えているだけでなく側面にLRキー、背面に任意に機能を割り当てる事のできるカスタムキー等も備えており、まさにゲーム機と言うフォルムを備えている。
ただモニターはタッチパネルにはなっていない為、Windowsの操作はアナログジョイスティックによってマウスカーソルを動かす仕様となっています。
またCPUは下位モデルはCore i5-1135G7、上位モデルはCore i7-1165G7を搭載している他、Thundirbolt4対応のUSB-Cポートも備えており、場合によっては外付けGPU等を接続してプレイすると言った事も可能です。
静電容量式のタッチキーボード
次に「GPD WIN3」では物理キーボードからスライド式の静電容量式のタッチキーボードへと変更されています。
静電容量式のキーボードは言うなればスマートフォンやタブレットに表示されるソフトウェアキーボードと同じと思って良く、キーボードと言っても両手に「GPD WIN3」をかかえた状態でキーボードを親指でタップするか、テーブルの上に置いての入力になりタッチタイピングでの入力はほぼ無理なので、長文を入力すると言った場合は残念ながらこのキーボードは向いていませんし、ショートカット等も人差し指と中指でキーを探して同時にタップしなくてはならないので使い勝手は流石に良いとは言えません。
ですが例えばLINEで返事をしたり、確認のメールを送ったりと短文であれば、耐えられるレベルですし、長文を入力するのであればBluetoothキーボード等を接続するのがやはりベストです。
クレードル
そして「GPD WIN3」ではThunderbolt4規格のUSB-Cを採用した事でクレードル(USB-Cマルチハブ)がオプションでついたモデルも用意されています。
「GPD WIN3」には外部拡張端子としてUSB-A、USB-Cそして3.5mmイヤホンジャックしかない為、USBメモリを差し、外付けUSB-HDDを接続してと言う様な使い方ができない様になっています。
そこで複数のUSB機器や外部ディスプレイへ接続する為にクレードル型のUSB-Cマルチハブが用意されており、USB 3.2 Gen2(10Gbps)対応のUSB-Aポートが3ポート、USB 3.2 Gen2(10Gbps)対応のUSB-Cポートが1ポートの他、1Gbps通信対応のRJ45LAN端子、そしてHDMI2.0b規格のHDMIポートを1ポート備えており、自宅やオフィスで有線キーボードやマウス、ディスプレイをクレードルに常時接続しておけば、「GPD WIN3」を差すだけで普通のデスクトップPCと同じ様に作業すると言った利用の仕方もできます。
またスペックとしてWiFi6に対応していたり、指紋認証を搭載しているなど、機能面でも魅力的な部分はたくさんありますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はスペックはご確認ください。
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