メガネ型のモニターと言うのは実は20年程度前から存在しています。ただ今の様にVR(仮想現実)映像を映し出すと言う様な性能はなく、ただビデオ映像をシアターの様に映し出すと言う様なものでしたが、当時、ソファーに寝そべりながらであったり、ベッドの上に寝ながら映画を鑑賞したりできると言うのは感動的でした。
ただプレイヤーとはケーブルに繋がっていますし、ACアダプタもくっついていて動き回ったりする事はできませんが、今のARグラス、特に今回紹介する「Dream Glass Flow」は動き回る事も出来ますし、使用する環境を選びません。
デバイスとダイレクトに繋がるARグラス
今回紹介するARグラス「Dream Glass Flow」は1920×1080、4496pixel/inchのMicroLEDディスプレイを両眼に内蔵し、最大で4m先に投影された120インチの大型ディスプレを見ているかの様な臨場感と迫力を与えてくれるディスプレイ型グラスで、重さは何と59gとおよそ1枚あたり7gの500円玉換算にすると8〜9枚と言った重さのディスプレイで、別途コントローラーなどは存在せず、このグラスだけで動作すると言うのが1つの特徴です。
こう言ったリアルメガネ型になったデバイスの場合、メガネ型デバイスの中に全てを詰め込むと重すぎて長時間装着するのが苦痛であったため、コントローラー部分を別にし、これを腰にぶら下げたり巻き付けたりする必要があったのですが、この「Dream Glass Flow」はそう言ったものはありません。
しかもSwitchやスマートフォン、タブレットとは別途モバイルバッテリーなどから給電する必要はあるのもの、専用ケーブルを通してダイレクトに繋がりどこででもゲームをプレイしたり動画を鑑賞したりと言った事が、この「Dream Glass Flow」はARグラスで映像越しに周囲の風景を見る事ができるため、ケーブルに束縛されずに自由動き回る事もできます。
また近視の方はこう言ったグラス型デバイスは裸眼で装着しなければならない為、メガネを使っている方はメガネの上から装着できないため困ったのですが、この「Dream Glass Flow」は5Dまでの度数調整が左右別々で可能な上、それ以上の近視の方はオプションの磁気度付きレンズフレームを使う事で視力の補正が行える様になっています。
アンビエント・モード
次にこの「Dream Glass Flow」が搭載する機能の中で、1番便利だと感じたのが、移動する際に映像が邪魔で周囲の景色が見え辛い時に映像を縮小する事ができる機能です。
こう言った機能は従来のARグラスにはなく、映像の再生を消さなければ移動するにも足下等が危なかったのですが、この「Dream Glass Flow」では移動する際はもちろん例えば掃除をしたり料理をしたりと言った際にドラマを見ながら行ったり、料理ならスマートフォンを接続し、動画レシピサイトの動画を見つつ料理をすると言った事もこの「Dream Glass Flow」なら可能です。
またサウンドに関しては、テンプルの中に非常に聴き取り易い指向性のスピーカーが内蔵されている事から、周囲の方に音漏れで迷惑をかける事もありませんし、周囲の騒がしくて聴き取り辛い時はイヤホンを接続する事も出来る様になっています。
Cloud Computation Boxで広がる世界
そしてこの「Dream Glass Flow」には”Cloud Computation Box”と言うコントローラーがオプションでラインアップされています。
この”Cloud Computation Box”はWiFi6通信モジュールと5G通信モジュールを搭載しており、GeForce Now、Xbox Game Pass、Parsec などのクラウドゲーム・プラットフォームに接続してゲームプレイができる他、PS Remote Play、Xbox アプリなどのリモートプレイアプリも搭載しており、自宅のゲーム機に接続してのプレイも可能になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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