電動ドライバーが自宅に1つあると、女性であっても、ちょっと固く締め付けられたネジでも楽々と緩めたり締めたりする事ができますのでとても便利でオススメなのですが、その中で超便利なのがスティック型、ペン型と呼ばれるジャンルの電動ドライバーです。
従来のスティック型、ペン型と呼ばれた電動ドライバーは工具メーカーや家電メーカーと言った古くから電動工具を作っていたメーカーが作っていましたのでどうしても現場で使うと言う事を前提に設計されていますので、家庭でしかもおもちゃの電池の蓋のネジや、家電製品のネジを外すと言った用途に使うには相手のおもちゃや家電製品を壊してしまう可能性があるのでそう言ったものに利用するのには向いていません。
一方最近、種類もリリースするメーカーも増えて来た、字や図形を描いたりする際にペンやマジックを持つ様な形で持って使う事のできるスティック型やペン型のドライバーは小さく、ペン立てに立てておいても何の違和感もないくらいコンパクトで使い易いもので、デスクのペン立てに差しておくと、特に電池交換作業をする際に便利で、今回は2段階にパワーが切り替えられ、手回しもできる電動ドライバー「Kingsdun」をご紹介致します。
2段階にパワー切替
今回紹介するスティック型電動ドライバー「Kingsdun」の特徴としてまず挙げられるのがパワー(トルク)を切り替えられる点です。
多くのスティック型、ペン型ドライバーが正転と逆転の切替しかない中、パワーが切り替えられると言う事は、例えばきつく締められたネジはトクルが高くないと緩めて外す事ができませんし、締める際にも例えばメガネのネジ等は、そう強いトルクで締めてしまうとネジが切れてしまったりする事があったりしますが、トルクを弱くする事ができる事でそう言ったネジの破損も防げます。
そしてそのトルクは0.3N・mと0.5N・mに切替られ、これを分かり易い単位に直すと3kgf・cmと5kgf・cmと言う事になり、身の回りの家電製品あたりに使われているネジなら問題なく締めたり緩めたりできますが、家具の組立と言った用途には残念ながら向いていません。
手回しでは3.5N・m
そして今回紹介するスティック型電動ドライバーでもう1つポイントが高いのが、手回しできる点です。
電動ドライバーの多くはドライバービットとモーターは数枚のギアを挟んで連動していますので、ネジがきつく締められて状態で電動ドライバーを手で回すと電動ドライバーの中のモーターが回るだけでネジはビクとも動かないと言うのが一般的です。
ですがこの「Kingsdun」ではギアボックスの中でギアが固定できる様になっているのか手回すした際にそれを検知してモーターに微電流を流してモーターをロック状態にしているのかは分かりませんが、どにちらにしても手回しした際にドライバービットはロックされ最大3.5N・m=35kgf・cmまでのパワーを加えられますので、余裕でカラーボックスの組立なども行えますので便利です。
付属ビットは15種類
そしてこの「Kingsdun」にはS2規格のビット、通称ミニビットが付属しているのですが、その種類は15種類で、
プラス : PH000, PH00, PH1, PH2
マイナス : SL1.5, SL2.0, SL2.5
トルクス : T3, T5
Y型 : Y0.6, Y1.5
穴あきトルクス : T6H, T8H
星形五角形 : P2, P5
となっており、Y0.6などはiPhoneのLightningコネクタの両脇のネジを外す際に使えますしPH000などもバッテリー交換の際にiPhone内部のネジを外したりする作業の際に使えますし、その他ビットも基本的にはスマートフォンの分解修理を行うと言った際に便利なセットになっている他、PH1やPH2は家電製品や身の回りにあるプラスネジを外す際の標準サイズとなっており、割と使えるセットとなっており、必要なビットがない場合、市販でも売っており入れ替えて使う事もできますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/kingsdun/kingsdun-a-handheld-cordless-electric-screwdriver
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