毎日、長時間モニターを見続けなければならない仕事をされている方の中に眼精疲労を訴えている方は非常に多いのですが、その原因はモニターのバックライトにあります。
一般的なTFT液晶の場合、バックライトの光が液晶フィルターを通る事でモニターに映像を表示させるため、液晶フィルターを通った光と言うのはダイレクトに眼の中へと入って行きますので、LEDの光源を直視したり、照明や太陽の光を直接見るの変わりませんので、それが眼の疲労へと繋がります。
更に最近のモニターは2Kや4K、8Kと高精細になって来ており、細かな映像を処理しなければならない為に脳の中で映像を処理する眼の奥にある視床下部が過度に使用されるため、これもまた眼精疲労の原因となります。
そこで今回は眼精疲労を低減する24インチ1080Pモニター「Eazeye」をご紹介致します。
反射板を開いて外光をバックライトに
最近、眼の疲れないモニターとしてE-Inkディスプレイが注目されています。
E-Inkは電子ペーパーとも呼ばれ、紙の様に外光をモニターが反射して見る事ができるため、真っ暗な場所では紙と同じ様に読む事は出来ませんが、反射した光が眼に入るため、一般的な液晶モニターと比較して眼に入る光の量は極端に少ないため眼の疲れ方が少くて済みます。
ただE-Inkは画面の書換に時間がかかるため、書換スピードの早くなった最近のカラーE-Inkディスプレイであっても動画を再生すると画像がカクカクとコマ送りの様な表示になるのは避ける事ができません。
一方で今回紹介する「Eazeye」はバックライトを外光に依存し、ディスプレイ裏の反射板を開き上から降り注ぐ光を反射させてディスプレイに表示された映像を浮かび上がらせるので、E-Inkディスプレイと同じ様に眼に入る光の入射量が減り眼精疲労低減へと繋がります。
またカーテンを開けて太陽光をバックライトとして使えば、エコですし何より自然な発色でディスプレイを見る事ができます。更に電球や電球色のLED照明を反射板に当てる事で、柔らかな電球色の暖かみのある映像に変える事ができます。
夜間はバックライトが利用可能
次に昼間は外光をバックライトとして使ったり、照明器具が真上にある様な場所では照明をバックライトとして利用する事ができますが、もしこのモニターを設置した場所の上にこのモニターのバックライトとして利用できる照明がない場合、このモニター「Eazeye」に内蔵されたバックライトをバックライトとして使用できますが、このバックライトも反射板に反射させてディスプレイを表示させる様になっていますので眼精疲労を引き起こす様な事はありません。
そしてバックライトはスマートフォンを使って白色から蛍光色、そして電球色へと、見易い色、眼の疲れない色とその時の状態によって色温度を変える事が出来る様になっています。
解像度は最大1080P
そしてこの24インチモニター「Eazeye」は、最近では珍しく解像度は最大1080P(1980×1080ピクセル)でリフレッシュレートは最大75Hzです。
この解像度は今の時代としては低いと言わざるをえませんし、画面の表示できる情報量も2kや4kのディスプレイと比較して少なくなりますが、逆に言えば解像度が低いと言う事は見やすいと言えますし、眼の疲れも低減されます。
更にCRI97.5と色の再現性がとても高いため、バックライトの色さえ間違えなければ画像の編集作業にも十分使えますし、HDMIの他に今ではほぼつかわる事のないVGA端子がついており、古いPCのディスプレイとしても利用出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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