最近、3Dプリンターの低価格化が更に加速していると思いませんか?そしてデルタ型が安い3Dプリンターには多いような気もします。デルタ型ってのはその名の通り三角形。おそらくXYZステージに比べてフレームを構成するパーツ数が少なくて済むと言うのもあるでしょうし、XYステージに比べてデルタ型の方が同じスティッピングモーターを使ったとしてもヘッドの移動が速い(3つの3角形で頂点を決めているみたいなものなので、XYステージに比べて同じ座標に移動させるのに移動距離は約半分程度で済む)と言うものあるかと思います。
後は自動でキャリブレーションを行う場合の構成する部品点数が少ないと言うものあると思います。XYZステージだと必ず各軸にリミッタを入れて原点復帰してやる必要があります。デルタ型だと、簡単なやり方だとヘッドの位置を原点に動かしてやれば原点復帰完了なのでかなり楽ですし、原点復帰が速い。プリントするたびに原点復帰させてからプリントさせてれば狂うこともありません。
とまぁ、そんなこんなでこのOverLoadもデルタ型の3Dプリンターになり、スペック的には造形サイズが
直径150mmの円×高さ160mmのOverloadと
直径170mmの円×高さ260mmのOverload Proの2種類があり、
解像度は100μm~200μm
フィラメントはPLAとABS(Proのみ)が使用可能。
ノズル径:0.4mm
そしてProはベースプレートがヒーター内蔵となっております。
さてこの3Dプリンターの特色である、多色造形ですが、これは途中でプリントを止めて、再開できる機能を有しているからです。フィラメントを交換する時は一時止めてフィラメントを交換し、そして造形再開。また色を変える時は止めて交換。これができるのが売りです!!
更に細かな心配りとしてはバックアップ電源が内蔵されている事です。電源が突然落ちてしまい、また1からやり直し…..って被害経験をされた人も多いと思いますが、バックアップ電源が内蔵されているので、止まった所から再度、電源が復旧すれば造形を再開する事ができます
そして造形の簡単さも売りにしています。DreamMakerと言うiPad用のアプリで簡単に造形してプリントできる様にもなっており、WiFi内蔵モデルはWiFi経由で接続しても造形も可能になっております。
価格、詳細は下記URLでご確認下さい。2種類(通常版とPro版)とWiFi内蔵モデル等色々ラインナップがあります。また送料は$100と書いてあります。
https://www.kickstarter.com/projects/1122205541/overlord-3d-printer-multi-color-smart-stylish
この記事へのコメントはありません。