Arduinoが世に出て既に10年。オープンソースなので様々な互換ボードが出ているが、最近でこそARMコアを載せたハイスペックな互換ボードもあるが、多くのArduinoボードの場合、メモリーが少ないのが悩みだ。
ちょっとした制御ユニットを作るならいいのだが、タッチパネル搭載の液晶を接続したデバイスを作ったりすると1番悩まされるのが、メモリー。そしてSPIやI2Cと言った規格の液晶ドライバであれば消費するI/Oピンも少なくて済むが、そうでない場合、自由に使えるI/Oピンも減り、I/Oのレイアウトもかなり制約されてします。
ただArduino用のシールドは豊富だし、オープンにされているソースも山ほどあるので、それらを利用すれば開発期間も短くて済みます。でもメモリーが……って事になって来るので、最近では制御部分はArduinoに任せて、表示やネット、クラウドへの接続はRaspberryPiを利用する人も少なくない。そんな人が多くなって来たのだろう、遂にArduinoとRaspberryPi(Linuxが動く)が合体したボードが世の中には存在するのだが、この「UDOO Neo」もそんなボードの1つだ。
この「UDOO Neo」の特徴はLinuxが動く部分とArduino部分を完全に分けている点だ。この選択はかなり賢い。何故なら、負荷の重い仕事をさせると、Arduino部分としている部分も負荷に合わせて動作が遅くなってしまう。それではタイミングを計って制御している部分がちゃんと動かない事になるので、そこを完全に分けているのは正解だ。
なので「UDOO Neo」はArduino部分はSAM3X8Eを使い、Linux部分はARM i.MX6を使っている。そしてこの2つのCPUはUARTで接続して、シリアルコマンドでお互い、データのやり取り、制御を行っているのだ。なので、Arduino部分はArduinoIDEでスケッチをコンパイルしてそのままアップロードできるし、Linux部分は別コアなのでArduino部分には干渉されずに使う事ができる。
そしてこの「UDOO Neo」だが、ubuntuベースのLinux用のカーネルの他にAndrodi4.4.2カーネルの用意されているので、RaspberryPiライクに使う事もAndroid端末として使う事もできる。(RaspberryPiの様にWindows10がサポートすればもっと構想が広がるが)
ハードウェアのスペックはRaspberryPiにWiFiとBluetoothがオンボードになり、更に9軸センサーまで搭載されている(BASICバージョンは9軸センサーとWiFi、Eathernet、Bluetoothは載っていない)。
更にNTSC、PAL両方対応のビデオ入力があるので、市販のアナログ出力のカメラを繋げる事もできるので、カメラ選択の選択肢は幅広いので、この仕様はポイントが高いと言える。
また電源電圧は16V入力まで対応しており、パワー強いドローンやロボットを作ったりする場合はどうしてもバッテリー電圧も高いものを使用するので、入力電圧のレンジが広いのは制御ボードへの電源変換ユニットをわざわざ追加したりしなくても良いので嬉しい
詳細な情報は下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/udoo/udoo-neo-raspberry-pi-arduino-wi-fi-bt-40-sensors
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