”パンクしない自転車”と聞いてあなたはどう言う自転車を想像しますか?中にはタイヤにゴムチューブが入っていなくてゴムの固まりでできているタイヤの事をご存じの方もおられるかもしれませんが、多くの方はどう思われるのでしょうか?まさか金属や木でできていると答える方はおられないと思いますが、中には子どもの自転車の補助輪の様にプラスティックでできているのではないかな?と答える方はおられるかもしれません。
ですがこの「Urban GC1」と言う自転車のタイヤは想像もできない様な素材で作られており、それはタイヤだけではなくフレームもハンドルも全て同一のある素材で作られているのです!!
ではこの「Urban GC1」は何故パンクをしないのか?それはこの「Urban GC1」の殆どの部品に使われている素材が”強化ダンボール”と言う素材が使われているからです。でも強化ダンボールってダンボールでしょ!?と思われた方、強化ダンボールを侮ってはダメで、強化ダンボールは木材並の強度を持ちつつ重さは木材の1/3~1/4と超軽いのです。
そして実際にダンボール家具と言うジャンルの製品が作られていますし、被災地に送られたダンボールで作られた簡易ベッドやパテーションの様なモノをテレビの映像で見た事がある方もおられるかもしれませんが、実際にそう言う製品も数多く作られています。
その強化ダンボールを使って作られたのがこの「Urban GC1」で、ペダルやチェーン、ギア、そしてサドルや部品と部品を接続したり固定したりする為のボルトやナットと言った部品以外全てが強化ダンボールで作られており、それはハンドルもタイヤも例外ではありませんし、タイヤは強化ダンボールの車輪の周囲にゴムを貼り付けているだけなので釘やタッピングビスが刺さったとしても中身は中空のダンボールで空気すら入っていませんから100%パンクはしません。
更にこのゴムを貼ると言うのは強化ダンボール剥き出しですと、強化ダンボールと言っても所詮は紙ですから走行中に摩耗してすり減って来ますので、ゴムを貼る事で強化ダンボール製のタイヤの表面を保護すると同時にゴムの力でグリップ力を高めると言った機能も含まれています。
また強化ダンボールも元は紙です。紙でしかもダンボールで、ダンボールはクッション材としても用いられる事からわかる通り、衝撃を和らげる効果も持っていますからタイヤをゴムにせずとも地面から受ける衝撃や振動は全てフレームの強化ダンボールが吸収してくれますから、乗り心地の悪さと言うのはありませんのでご安心下さい。
ただ、この「Urban GC1」にはブレーキがありません。と言いますのもブレーキをつける程スピードを出して走ってはいけないと言うのもあります。元々ダンボールなので高速で走行すると速度に比例して車輪やペダルの軸にかかる荷重が増え、いくら木材並の強度があると言っても金属ほどは強くはありませんから速く走れば走るほど「Urban GC1」そのものの強度が落ちて行って崩壊するスピードが速くなりますから、そう言う意味も込めてこの「Urban GC1」はあえてブレーキをつけずに自然に足をつけば止まれるスピードで走行する様にと言う注意をブレーキをつけない事で暗に示しているのです。
ですがどちらにしても軽く持ち運びも簡単ですし、ちょっと車に積んで公園へ行ってサイクリングしたり、現場や工場内を移動する為に使用したりするのもいいかもしれませんよね。詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/albertogg7/urban-gc1-more-than-a-bike
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