今回紹介する「Gameboy Zero」は”Raspberry Pi Zero”をメインCPUに使ったDIYで1から基板に部品を半田つけして作り上げるゲームボーイ互換機で、ハンダ付けが大好き、ハンダ付けを自分でしなくてはならないけれども家に眠っているゲームボーイのゲームを再びプレイしてみたいと言う方向けの基板単品ないし基板と部品一式がセットになった製品です。
と言ってもCPUは”Raspberry Pi Zero”を使っていますし、電源&充電モジュールも市販のLi-Po充電モジュールを使用しておりハンダ付け作業はそう多くはありませんが、通電表示用のLEDとそのLED用の電流制限抵抗はSOP品(チップ部品)を使っていますので多少ハンダ付けの慣れは必要ですが、それでもチャレンジしてみたいと言う方にとってはチャレンジのし甲斐のあるキットでしょう。
製品的には前述している様にCPUにRaspberryPi Zeroを使用し、液晶はゲームボーイよりも大きい2.8インチTFT液晶を使用する様になっていますので、かなりゲームし易い、ゲームボーイ世代で老眼が入って来ている方にも優しい仕様になっています。
また独自にチューニングされたRaspberryPi上で動く起動用のイメージを配布されますので、独自にRaspbianをインストールした上にローダー(エミュレーター)をインストールしなければならないと言う事はありませんので、RaspberryPiを使った事がない方、Linuxの操作や設定に詳しくない方でも遊べます。
ただ問題はゲームカセットのスロットは設けておらずゲームカセットを差し込んらすぐにゲームをプレイできるわけではないと言う点です。ゲームカセットのスロットがないと言う事は、ゲームカセットのイメージを吸い出してイメージファイルを作り、そしてそれをRaspberryPiに差し込むSDカードにファイルをコピーすると言う作業をしなければならない点です。
ですがカセットからイメージを吸い出す”GBAダンパー”の様な機器はAmazonと言った大手ECサイトで簡単に入手する事ができますし、吸い出し手順も検索をかければたくさん出て来ますので、その手順を見て理解できWindowsPCがあれば問題なく作業する事ができます。
でも、もし挑戦して動いた時は感動ものですし、昔に必死になってプレイしたスーパーマリオワールドを再びプレイする事ができる様になる上に、子供にも鼻高々になれるのではないでしょうか?もしプレイしたいカセットを持っていない時は、今話題の”メリカリ”で検索すればいっぱい出て来ますので入手にも困りません。
またキットについてですが、基板だけを購入して部品は全て自前で用意すると言うパターンと、Li-Poバッテリー以外は全て揃ったキット、TFT液晶やRaspberryPi Zeroや充電モジュールのTp4056がセットされていないものなど多数のセットが用意されていますので、詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/sparky/gameboy-zero-handheld-edition
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