みなさんは”チタン合金”と言う言葉から何を想像されますか?
”チタン”と言う金属の事を全く知らないと言う方は”チタン合金で作られてるんだって”と言われても金属であると言う事くらいはイメージできるかもしれません。
一方、”チタン合金”と言う金属の事を少しでも知っている方なら”超硬い金属”、”高価な金属”、”錆びない、腐食しない金属”と言ったキーワードが次々と出て来るはずです。
そんな”チタン合金”で作られたナイフ「TACK」を今回は紹介致します。
まずこの「TACK」と言うナイフ、大きさは53.9mm x 85.4mm x 1.2mmとクレジットカードとほぼ同じ大きさで、重さはたった14g(0.5oz)と、流石チタン合金なので超軽量です。しかもクレジットカード大のサイズと厚さもSuicaの1mmとあまり変わらないので財布や定期入れに入れて持ち運べる便利さを兼ね備えています。
しかもこの「TACK」で使われているチタン合金は、チタン合金の中でも64チタン(Ti-6Al-4V)と呼ばれるチタン合金を使っており、この64チタンを使ったものとしては身近な所ではインプラントの歯や人工骨やメガネのフレームで使われいたり、産業用としては発電所の発電用のタービンの羽根やロケット、原子力発電所の重要な部品と言った、高温高圧に曝されても錆びたり腐食したり変形したり壊れたりしてはいけない様な場所に使われる部品の材料として使われている合金です。
ですからこの「TACK」もどれくらい強く、そして頑丈で安心して使えるナイフであるか、容易に想像がつくでしょう。
ですからこの「TACK」の用途としてはまずナイフなので切る事ができます。切ると言ってもカッターナイフや包丁の様にスパッと切れては不用意に手を切ったりする事もありますので刃のエッジは鋭角には作られていませんので力を入れて押し切りしなければならないのですが、その方がかえって安全かもしれませんね。
またチタンは非常に硬いと言うイメージがあるのですが、この64チタンは一般的に包丁に使われているステンレス鋼よりも実は柔らかく、でも耐摩耗性と言って摩擦で削れないと言う特性に優れていますので、一般的なナイフと比べて刃こぼれしたり(刃が欠けたり)、摩耗して刃が減って行ったりと言う事が非常に少ない為に刃を研いだりする必要がありません。
ですので窓ガラスや車のガラスに貼ったシールを剥がす様な場合でも、ステンレス鋼で作られたスクレイパーの刃では刃を当てる角度によってはガラスも一緒に削れてしまったりするのですが、この「TACK」では普通のスプレイパーの刃よりも柔らかい為に力を入れてグイグイとガラスを擦っても、ガラスを欠けさしたり傷つけたりと言う事が殆どありません。
その他にもマイナスドライバーとして使えたり、鉛筆を削ったり、缶のガス抜き(ガスは抜ききってから穴を開けた方がベターです)に使えたり、今ではあまり機会はありませんが栓抜きの機能もついていたりしますので、その用途は使う方によって様々な使い方ができる様になっています。
そしてこの「TACK」には”TACK Royale”と言うカーボンプレートで刃を挟み込んだ高級な「TACK」も用意されており、切れ味や用途は「TACK」と全く同じなのですが、ちょっと差をつけたいと言う方にはこちらの方が見栄えも良く高級感を醸し出しています。
一方「TACK」の方は無垢のチタン合金の色(シルバー)の他にブルー, パープル, ブロンズにアルマイト塗装されたバージョンも用意されていますので、詳細につきましては下記URLをご覧下さい。
https://www.kickstarter.com/projects/1975082129/tack-a-titanium-credit-card-sized-knife-for-your-w
この記事へのコメントはありません。