昨年末にiPhoneを作っているAppleが、性能の落ちたバッテリーを使用し続ける事で同じCPUパワーで動かしていてはあっと今にバッテリーが減りなくなってしまう上にいきなりバッテリー電圧が落ちてリブートすると言う現象を回避する為に意図的にiPhone動作を遅くしてバッテリー消費を抑えていた事が明らかになり、アメリカでは訴訟騒ぎにまでなっています。
そもそもバッテリーの性能が劣化するとはどう言う事かと言いますと、1つは内部の電気を貯める物質が劣化すると言う事と、バッテリーから電気を取り出す電極の劣化の2つに分けられます。前者はバッテリー容量が減り、後者は一度に流せる電流が減ったり電圧が低下したります。
これはもう蓄電池の運命とでも言うべきもので、iPhoneのバッテリー寿命はおよそ3年が想定されているのですが、その使い方でバッテリーの劣化は加速します。
そこで最低でも充電時のバッテリーの劣化を抑えるのが今回紹介する「GardCharge」です。
ではスマートフォンに使われているリチウムイオンバッテリーの劣化の原因は何かと言いますと、一番大きいのが熱です。リチウムイオンバッテリーは動作温度と言って正常に動く温度を超えるとバッテリーに使われている材料、素材が劣化し始めます。
その温度が60℃であったり85℃だったりするのですが、その温度を超えて充電をしたり使用し続けるとバッテリーは加速度的に劣化して行くのですが、その原因の1つが過充電です。100%充電してもなお電気を流し続けるとバッテリーは充電できませんので流されて来た電気を熱に変えて消費するのですが、その熱がバッテリーの劣化の原因なのです。
つまり夜寝る前に充電をして朝まで充電し続けると言うのは意図的にバッテリーを劣化させる事に繋がっているのです。
それをこの「GardCharge」はバッテリーの充電状況を見て100%充電されると自動的に充電電流をカットし、再びリセットボタンを押して充電を開始しなければ充電されない為に、この「GardCharge」を使う事でバッテリーの劣化は最低限に抑えられます。
また「GardCharge」にはタイマー機能がデフォルトで働いており、標準設定では6時間なのですが最大23時間59分まで、スマートフォンにインストールする専用のアプリケーションで時間を延長する事ができます。
これは大容量のモバイルバッテリーやスマートフォンを充電する際に100%充電するのではなく80%程度で止めて使いたいと言った方が100%充電される前に充電が消える様にするのに便利です。
また、スマートフォンやUSB機器の充電中に異常が発生した場合に電流をカットするフェイルセーフ機能も搭載しており、充電中の火災の心配がなくなります。
またこの「GardCharge」は最大21v3.5A流せる事ができる様になっており、QuickCharge3.0対応のUSB電源やUSBガジェットの急速充電にも対応しているのも特徴です。
ところでこの「GardCharge」には充電の他にスマートフォンから「GardCharge」をリモートでON/OFFする機能があり、例えば「GardCharge」に接続したUSBライトやUSB扇風機、今だったらUSBウォーマーと言ったUSB機器をスマートフォンから操作する事ができますし、もちろんタイマーでON/OFFと言った事もできますので、夏などはタイマーで扇風機を回すなんてのも良いのではないでしょうか?
そして、その他にもリアルタイムで「GardCharge」を流れる電気の電圧や電流をスマートフォンで可視化して見る事ができる他、グラフ化して見たりそれを保存したりすると言った事もできますので、充電中にどう言う電気の流れ方をしているのか?と言う事に興味がある方にも楽しくお使い頂ける様になっていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。