今のSwitchにしてもPalyStation 4にしても、Xbox Oneにしても一昔前のWiiやPlayStation 2等と比べると劇的にグラフィックが綺麗になっていますよね。
これはモニター、テレビの解像度が低くて昔はコンポジット信号と言って720×480ピクセルの画質でしなかったものが、今は4K、8Kと言った非常に高画質なモニターorテレビが登場し、ゲーム機の方もSwitchのTVモードなら1920×1080ピクセルと大幅に解像度がアップしています。
ただ1920×1080ピクセルと言う解像度は1080pやFHD(Full-HD)、2Kと呼ばれる解像度で、4Kに対応したテレビやモニターに表示すると小さな映像を拡大して表示していますので、本当は繊細で綺麗な映像なはずなのにボヤけた印象をどうしても受けてしまいます。
そこで今回は2Kの映像を8Kに変えて画質アップを行って暮れるグラフィックアクセラレーター「mClassic」をご紹介いたします。
4倍に画質をアップする仕組み
では一体この「mClassic」はどの様な仕組みになっているのでしょか?
元々、映像はピクセルと言う単位の点の集まりで、その点の色が変化する事で1枚の絵を構成するのですが、2K画質の解像度は1980×1080ピクセルで、8Kは4096×2160ピクセルと、縦横2倍に拡大されています。
つまり2Kの映像を8Kのモニターに映す場合は1つのピクセルを縦横2倍にして4ピクセルで1つの点を表示しますので、例えば1本の斜めの滑らかに描かれた線が表示されていたとするならば、残念ながら1つの点が4倍に拡大された事で階段の様な段差となって表示されますので、画質が逆に悪くなった様な気がする様になります。
それをこの「mClassic」は、一般的に画像処理技術として画像を滑らかに拡大する時に使用する技術なのですが、分かり易く説明すると、あるピクセルを縦横2倍に拡大する際に、あるピクセルの右に新しく拡大して打つピクセルは、元の絵のそのピクセル右側にあったピクセルとの中間色を打つ事で色の変化滑らかにするのです。
そうする事で拡大した時に色がボケるので段差の様なものがつかずとても滑らかに解像度をアップする事ができるのです。
それをこの「mClassic」は機械的に自動で行っています。
HDMI出力のないゲーム機でも画質アップ
またこの「mClassic」はゲーム機のHDMI端子に接続し、ゲーム機のHDMI端子から出力される映像に対して高画質化処理を行うのですが、コンポジット→HDMI変換器などを使えば、昔のWiiの映像もHDクラスの画質(1280×720)へとアップグレードしますので、まさかと思うくらい良い画質でゲームプレイする事が可能です。
ですからNintendo Switch onlineで配信さえているレトロゲームもHDクラスへアップグレードすると言う事になり、何か得した様な気分にもなれます。
驚くのは低遅延
また元の映像を処理して4倍にする、4K解像度の絵を8K解像度へと変換する様に生じる遅延は何と0.2msecと1フレームにも満たない高処理率で、全くストレスなくゲームをプレイする事ができるのも特徴です。
ただこの「mClassic」がゲーム機向けのデバイスで、通常のテレビ放送やDVD等の画質をよくできるかと言うと、それはアルゴリズムが違うと言う事で高画質化する事はできませんので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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