充電式の乾電池は一昔前はニッカド電池と言って、ニッケルカドミウムと言う素材が使われていたのですが、今の充電式乾電池の主流にはニッケル水素電池で、文字通りニッケルと水素の反応で電気を蓄え、そして放電します。
そして今現在、乾電池としは使われてはいませんが、リチウムポリマーバッテリーと言って、みなさんのスマートフォンに入っているバッテリーはほぼこのリチウムポリマー(通称LiPo:リポバッテリー)バッテリーです。
このリチウムポリマーバッテリーの特徴は一度に流す事のできる電流が大きい為に充電にかかる時間が短く、そして大きな電流を一気に流せるので、スマートフォンの電池や、ドローンのバッテリーとしてもよく使われています。
ただリチウムポリマーは衝撃に弱いと言う欠点を持っており、バッテリーに直接、強い衝撃を与えると最悪は発火すると言う重大な欠点を持っている為におそらく乾電池の材料としては用いられなかったのだと思いますが、今回紹介する充電式の単3,単4充電池「Pale Blue」は、そのあたりの対策をしっかりとする事でIEC 62133, CE, FCC, PSE, UN38.3, RoHS, REACHと言う電気製品の安全規格をパスしている安心して使える充電式乾電池です。
基本性能
まず「Pale Blue」には単3電池と単4電池の2タイプが用意されており、バッテリー容量は1560mAh(2.5W/h)、450mAh(0.675W/h)で、出力電圧は1.5Vです。
ここで重要なのは電圧で、ニッケル水素電池でも公称出力が1.5V出せるものもあるのですが、短時間に大量の電力を消費する様な電池で動く電気製品です電圧がどうしても低くなり1.2V程度かそれ以下になる事があります。
またバッテリーを消費して行くと、どちらにしても出力電圧は低くなって行くのですが、電圧が低くなる事で電気製品の動作電圧以下となり、バッテリー容量が半分以上残っていても動作しなくなるからです。
例えば電圧5Vで動く電気製品ではたいてい乾電池を4本を直列接続で4本入れますので6Vになります。ただ電池の電圧が1.2Vにまで下がると4.8Vとなり動作電圧以下となり動作不良となるわけです。
ですがリチウムポリマー電池と言うのは、ほぼバッテリー容量ななくなるまで電圧を維持するバッテリーなので、乾電池の代用としては最適な充電式バッテリーな上に乾電池よりも出力が大きいので、ラジコンの様なモーターで大量の電力を短時間に消費する様なものに使うのにも最適です。
4本同時充電で充電時間はたったの1〜2時間
そしてリチウムポリマー電池は充電の速さではピカイチです。
みなさんも昔に比べてスマートフォンのバッテリーの充電時間が短くなった事は実感されているのではないかと思いますが、この「Pale Blue」にはUSB電源から4本を同時に充電する為の専用の充電ケーブルが充電池4つに対して1本付属しているのですが、単4ならたったの1時間、単3でも2時間あればフル充電でき、充電時間が短いのでとても便利です。
またケーブルは乾電池に直差しなので、出先で充電すると言った際もモバイルバッテリーと専用の充電ケーブルさえ忘れなければ、何時でも何処でも充電作業をする事ができます。
また普通の充電式バッテリーの充電回数はたいてい500回前後がリミットなのですが、この「Pale Blue」は1000回繰り返して充電して使えるのも魅力的ですので、バッテリーの詳細や製品のラインナップは下記URLをご覧ください。
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