今回紹介します「EverRatchet Clip」は当サイトでも以前紹介した事のある”EverRatchet”のバージョンアップ版になります。
”EverRatchet”と言うのはラチェット機構と言って片方にしか回らない機構を言い、普通のドライバーやメガネレンチなどは締めたり緩めたりしようとするとある程度回すとドライバーやメガネレンチをネジやナットから外しまたかけ直し回すと言うのを締めたり緩めたりを終えるまで繰り返さなければいけません。
ですがラチェット機構を持ったドライバーやボックスレンチなどは一応方向はロックされてヘッドの部分がアームの部分と一緒には回るものの、反対方向に動かしてた時はロックが外れて(カチカチと音がして)ネジやナットから頭を外さなくても往復運動させるだけで素早く緩めたり締めたりする事ができるのです。
つまりラチェット機構が内蔵されたドライバーやボックスレンチを使用するととっても早く作業を終える事ができるのです。
そんなギアやツメ、フックなどを組み合わせて作らなければならない複雑なラチェット機構を単純に金属を削り出すだけで作り出したのが”EverRatchet”と言うEDCツールで、この「EverRatchet Clip」はもっと使い易くなっています。
ビットホールド機能が機能アップ
さて、今回紹介する「EverRatchet Clip」も既に市販されている”EverRatchet”もドライバービットを1本だけ持たせておく事ができるのですが、”EverRatchet”の方はOリングの様な2本付属しており、このOリングでビットが落下しない様に固定しています。
ただ小生も使っていますが、このOリングをビットを取り出した後に”EverRatchet”に戻し、そしてビットを戻す時にまた外してビットを戻してOリングをかけてと言うのを最初の頃はやっていたのですが、次第に面倒になりどこかに置いて作業をした後にビットを固定しようと思った時にどこを探してもなく、結果的にビットを固定するのに輪ゴムを使うハメになったのです。
おそらく小生と同じ思いをした方が大勢いたのでしょう、ビットを固定する為にこの「EverRatchet Clip」ではOリングを使わないで良くなっており、ビットがズレない様に”Side Catches Hold Bit”と呼ぶ突起と、ラチェットで動く板バネの様になっている部分でビットを挟み込む事でビットが抜けなくなっていますので、もうOリングを無くして困る事はないでしょう。
ベルトループがついて携帯しやすくなった
そしてこの「EverRatchet Clip」には六角ナットにピッタリと合い六角ナットを回す事のできる穴に通じるスリットを設ける事で直接パンツのベルトループに引っ掛けられる様になり、カラビナとして使える様になったのです。
以前のものはスリットがなかったのでキーリングを取り付けた上にカラビナでベルトループに引っ掛けたりしていましたので用途によってはキーリングを外さなければならなかったりと、面倒な作業がワンクッションあったのですが、この「EverRatchet Clip」はそれがなくなっています。
”EverRatchet”の機能は踏襲
そして「EverRatchet Clip」のEDCツールとしてのラチェットドライバー以外の機能はぼ”EverRatchet”うぃ踏襲し、マイナスドライバー、スクレイバー、ボックスオープナー、定規などの機能は外観の変更が殆どないので同じです。
ただ栓抜きはより王冠がひっかりやすくフックの部分の形状が変更になっている他、ラチェット部分も11kg程度のテンションをかけた際に滑って空回りしない様に更に強固になっています。
ただ素材は、ラチェット部分の強度の事もあるのでしょう、チタン合金のみになっていますので詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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