ドリルドライバーで穴開け加工をする場合、よくやりがちなのが自分では真っ直ぐに開けているつもりなのにドリルが斜めに入っていて若干角度がついていて、材料を貫通してドリルの刃が出て来た場所が思っていた場所ではなかったと言う事をよくやります。
これが厚みの薄い材料なら良いのですが、太い木材であったり材料が固かったりするとついついドライバーを押しつける力が強くなり、それによってドリルの先端が徐々に傾いて行ったりするからです。
ただそう言うミスは誰でもやってしまう事なので、ボール盤が使えない様な時はポジションガイドと言った道具を使って角度を固定してやるのがベストです。
またコンクリートアンカーを打ち込む様な時は深さを計って穴開けをするのが基本ですが、ストッパーを使わずにドリルの刃に直接テープなどを巻いてマーキングして穴を空けると、その巻き付けたテープがズレて来て、思ってた深さ以上に掘ってしまっているなんて失敗もよくやります。
そこで今回はそう言った補助工具なしに様々な穴開け加工ができるドリルドライバー「xDrill」をご紹介致します。
レーザーメジャー搭載
まずこの「xDrill」の1つ目の機能として紹介するのはレーザーメジャーです。
この「xDrill」にはレーザーメジャーが内蔵されており、横方向と縦方向それぞれに距離を計測する事ができる様になっています。
このレーザーメジャーのおかげで例えば壁に穴を空ける様な作業をする場合、まず開ける穴の位置の高さを壁際で計測して高さをマークし、そこから水平にメジャーを伸ばして目的とする穴開けの位置をマーキングしますが、この時少しでもメジャーが上下すると穴位置がズレますし、ズレた位置から床にメジャーを下ろして高さが合っているか確認する時もしっかりと垂直に下ろさないと正確さには欠けてしまいます。
ですがこの「xDrill」では横方向、そして縦方向に照射されたレーザーによって壁からの距離と床からの距離を正確に表示するだけでなく、ドリルが水平に壁に向いているのか、背部の液晶ディスプレイに表示される水準器で確認しながら正確な作業を行う事ができますので、もう穴を空ける位置を間違うと言う様なミスは犯しません。
また角材の様なものに穴を空ける場合は、角材を壁にピッタリとくっつけて計測するか、クリアファイルの様なものを貼ってレーザーが材料の端の位置で反射する様にすると材料への穴開けもメジャーでマーキングせず行う事ができます。
穴開けの深さも自動でストップ
そしてこの「xDrill」には前方に照射するレーザー距離計も装備しており、穴を掘る深さをタッチパネルの操作で何センチ何ミリとセットすれば、目的の深さまでドリルが達すると自動的に停止する機能を持っていますので、もう穴を深く掘りすぎて鉄筋まで切ってしまったなんてミスを犯す様な事はありません。
何と角度も設定可能
また「xDrill」では穴を空ける角度もタッチパネルを操作して45°とセットしてディスプレイに表示される水準器の●のマークを中心に合わせてドリルを回転させるだけで45°でキッチリと穴開けをする事ができますし、ポジションガイドにはない20°や80°の角度がついた穴もこの「xDrill」なら正確に開ける事ができます。
材料を選択
そして一般的なドリルドライバーにもスピードやトルク(ラチェット)の強さを変える事ができますが、この「xDrill」をタッチパネルでトルクを細かくセットできる他、何と穴開けをする材料を選ぶだけで適切なスピードとトルクをセットしてくれるのです。
特に柔らかい乾いた木材等は高速で穴を空けると割れたりしますし、樹脂もスピードが早いと摩擦熱で溶けて開けた穴の形がいびつになったり、高速回転させて刃が材料にかんだ瞬間に割れたりと言う事が起こりますが、材料を選んでセットする事でそう言う失敗がなくなるのです。
と言う様にこの「xDrill」は私達がついついやってしまう失敗をカバーしてくれる機能を満載したドリルドライバーになっていますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/xdrill/xdrill-the-drill-reimagined
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