ボストン・ダイナミック社の四足歩行ロボット”SpotMini(スポットミニ)”は階段が登れたり、足場の悪い瓦礫の上を走行したりと、その姿は馬の様な犬の様な、そんな四足歩行を連想させるに値するロボットで、開発者モデルなら800万円から買えますが、流石に個人で800万円もする様なロボットは流石に購入するには勇気がいりますし、そもそもお金を出せるかと言う問題があります。
そこで今回は800万は出せないけど、同じ様なロボットを是非使ってみたいと言う方にオススメな四足歩行ロボット「XGO-Mini」をご紹介致します。
マシンスペック
この「XGO-Mini」は全長250mm、全高150mm、全幅60mmの30万画素のCCDと240×240ピクセルのフルカラー液晶モニターを搭載した四足歩行ロボットで、1本の足に対して3つのサーボモーターを使用し、6次元姿勢制御によって非常に安定した姿勢制御が可能なロボットで、細かな性能の違いはありますが、パッと見ればその動きはSpotMiniと大差ありません。
また移動に際してはSpotMiniはステレオカメラで周囲の景色を3Dデータ化する事で障害物に接触せず移動する事ができますが、この「XGO-Mini」も30万画素と解像度は低いものの、目の前の障害物なら解像度が低くても分かりますし、障害物を避けて進む姿は賢ささえ滲ませています。
ジェスチャーに反応
そしてこの「XGO-Mini」には視覚認識とセマンティック認識機能を持つ非常に高性能なAI画像処理チップKendryte K210を搭載している事で、手の動きに合わせて犬に命令するのと同じ様な行動を取らせる事ができます。
例えば人差し指だけを伸ばして見せて左右に振る事で、振った方向に向かわせる事ができますし、円を描く事で”おまわり”をさせる事もできます。
また小さなサイコロやボールの様なものをカメラに認識させた上でそれを投げると投げたものを追わせると言った様な事もさせる事もできます。
またおそらくOpenCVのフェイスマスク検出モデルを搭載しているのでしょうが、マスクの装着を認識させて警告すると言ったルーチンなども組み込まれています。
更にこの「XGO-Mini」はそれだけに留まらず、スマートフォンにインストールする専用アプリケーションによって直接ラジコンの様に操作して移動させる事も出来ますし、コマンドを選んで、お手やチンチンと言った様な犬によく覚えさせる動作をさせたりと言った事も可能になっています。
タイルプログラミング
またこの「XGO-Mini」はただ動かすだけじゃなく、動きそのものをプラグラミングする事もタイルコーディングでプログラミングする事も可能ですし、この「XGO-Mini」はROS(Robot Operating System)やPythonAIでもプログラムは開発できる様になっていますので、より複雑なプログラミングまで学ぶことができますので、もしロボットプログラミングをやってみたいと言う方で興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/xgorobot/xgo-mini-an-advanced-quadruped-robot-with-ai-modules
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