みなさんは何故、鍋やフライパンって丸いの?って思った事はありませんか?
中には卵焼き器の様に四角いものもありますが、一般的には鍋やフライパンは円形をしています。
これには製造上の使い勝手、制限と調理時の加熱ムラを防ぐと言う側面があり、製造上は金属の板をプレスして形を成型するために四角くする事でどうしても昔はハンマーを持って金属の板を打ち出していたのでコーナーの加工がとても大変であったのと、使い勝手と言う点では四角いとどうしてもコーナー部分が洗いと言う事が出て来ますし、角があると煮物などは混ぜ辛い、角の部分に食材がひっかかり潰してしまうと言った事がおこります。
また調理面で言えば円形であれば鍋底の中心部分を熱源で加熱すれば四方に均一に熱が伝わりますが、四角いと鍋の中心部分からコーナー部分までは側面と比較して距離が長くなりますのでどうしてもコーナー部分の温度が下がってしまい加熱ムラが生じると言った事が起こったりします。
ですが収納面で言えば四角い方が隙間が少なくコンパクトにたくさんのものを収納する事ができますし、調理するにしても同じ直径で四角い方が面積が広いのでその分たくさん調理する事が可能です。
そこで今回は四角い鋳物鍋「ORCA POT」をご紹介致します。
あらゆる調理法に対応
今回紹介する「ORCA POT」はダッチオーブンと同じ鋳物です。
鋳物は砂で作った型の中に溶けた鉄を流し込んで成型するのですが、鋳物で有名なのは南部鉄器でしょう。
この鋳物の良い所は一般的はアルミや銅、ステンレスを使ったフライパンや鍋と違い厚みがあるので熱の通りが均一になると言う事と、ガスであろうかIHであろうがハロゲンであろが、炭や薪の直火であろうかあらゆる熱源を使って調理できるほか、炒め物、煮物、揚げ物、蒸し物と全ての調理法に使えるのが便利な点です。
ただ鋳物は重いのが難点ですが、ダッチオーブンなどはその鋳物の蓋の重さを利用し圧力鍋とまではいかないものの内圧を上げた状態での調理ができるので調理時間も短くしかも煮物であれば味もよく染み込むと言う利点を持っています。
オプションのフライ用のカゴが魅力的
そしてこの「ORCA POT」にはフライ用のカゴがオプションで追加する事ができるのですが、鍋そのものが四角なのでカゴも四角になります。
そうすると必然的に一度に上げられる食材の量はコーナー部分が広がった面積分増えますので一度にたくさんの揚げ物を調理できますので、家族が多いご家庭などでは調理時間の短縮にも繋がります。
またフライ用のカゴと一緒に使うスチームプレートもカゴとセットになっているのですが、ここでも四角い形状を生かしてより多くの食材を一度に蒸し上げる事ができます。
また蓋の方も蓋として使えるだけでなくフライパンとして使えるのもポイントで、この「ORCA POT」1つで鍋とフライパンが手に入るのでお得ですし、蓋をフライパンとして使う場合は四角いガラス蓋の付属していますので便利です。
定期的なシーズニングは必須
ただ鋳物なので、使い方には一定のルールがあり、洗剤を使っての洗浄は普段は行わず水洗い、お湯でだけで洗い流すだけです。
もし洗剤を使って洗った場合はシーズニングと言って、鍋を乾かした後に鍋の内側に食用油を塗り、アルミホイルを敷いた230℃〜260℃に熱したオーブンに鍋を逆さまにして入れ約1時間焼いた後に冷ますと言う作業をしなくてはいけません。
ただこのシーズニングをやっておく事でフッ素系加工のフライパンや鍋とは違いコーティングを復活させる事ができ焦げ付きを押さえる事ができますので、もし四角いダッチオーブンが気になられた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/everstt/orca-pot-one-pot-fits-all
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