ファミコンやメガドラ、PCエンジン世代の方でもし当時のカセットと、ブラウン管TVないしPC用モニターがまだ残っていると言うのであれば、あの懐かしいゲームを当時の雰囲気をそのまま再現する事ができるRaspberryPi用VGAアダプタ「Recalbox RGB Dual」。
Recalboxとは?
Recalboxは、Linux カーネルをベースにEmulationStationなどのインターフェイス、古いゲームをPCで動かす為のRetroarch, LibRetro などのエミュレータによって構成された統合システムです。
今回紹介するのはディスプレイアダプタなのですが、RecalboxはLinuxベースで動作するため、そのプラットフォームとしてベストなRaspberryPiをチョイスし、Raspberry Zero 2を含むRasPi3以上の4, 400と組み合わせる事でRasPiをマルチゲーム機に変える事が可能です。
そして今回紹介するRecalbox RGB Dualでは既に専用のRasPi用のOSイメージが用意されていますのでそれをダウンロードしmicroSDカードに書き込み、VGAないしSCARTインタフェースを持つブラウン管ディスプレイを用意すればゲームをプレイする準備は完了です。
あとUSB接続のゲームコントローラやゲームカセットからゲームを抜き出す吸い出し機等が必要ですが….
あえてブラウン管ディスプレイを使う魅力
そしてあえて今のHDMI接続のディスプレイではなく古いブラウン管ディスプレイを使うのかと言うと、今のディスプレイは解像度が高くディスプレイ側にも自動補正機能があったりして当時のドット絵がヌルッっとした滑らかな絵になってしまうからです。
やはり当時の、テレビやディスプレイに近づいて見た時に赤・青・緑の点がハッキリと肉眼で認識できる様なディスプレイでないと当時のあのツブツブ感は出せません。
ただ当時ファミコンはアナログなRCA出力でしたので、VGAやScartで映像出力が可能なこの「Recalbox RGB Dual」は、よりエッジがハッキリとしたツブツブ感、ドット絵を懐かしむ事ができます。
そしてもし、ブラウン管TVがなければ20年前くらいの液晶TVを見つけて来ても当時の液晶テレビはアナログ放送用ですから解像度は高くないので同じ様なドット感を味わえるかもしれません。
またこのシステムでは60HzのNTSCないし50HzのPAL方式の画面を再現する為、画面が流れるあの感じも味わえますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/recalbox/recalbox-rgb-dual
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