リューターと言うのは先端に取り付けるビットツールを交換する事で穴を開けたり、切ったり、削ったりする事ができるハンドツールで、細かな工作や作業を行う際に非常に使える便利な工具になります。
そして最近ではペン型のドライバーなどが登場した事でペン型のドリル、リューターの様なものも製品化されているのですが、やはり小さなボディーには小型のモーターしか搭載する事ができませんので、厚みのある木材であるとか樹脂素材に穴を開けたりカットしたり、固い金属に穴を開けると言う様な加工は苦手です。
ですが今回紹介するコードレスリューター「Hanboost S1」は、機能を優先した事でコンパクトさと言う点においては劣っていますが、金属に穴を開けたりする能力を持っています。
最大18,000rpmで回転するハイスピードモーター
リューターの場合、パワーでゴリゴリと削ったり穴を開けたりと言うよりは、モーターを高速回転させる事で少しずつ削り取って行くと言うイメージで材料を加工しますので、モーターの回転スピードが早ければ早いほど固い素材の加工が可能になります。
そのため、この「Hanboost S1」では最大18,000rpmと言う超ハイスピードで回転するモーターを搭載する事で金属をカッターでカットする事は出来ませんが、アルミの薄い板に穴を開けたりと言った加工は可能です。
ただハイスピードで回るビットで木材などの軟らかい素材に穴を開けたり切ったり、削ったりすると言った作業を行うと開けた穴を大きくしてしまったり、切り込みを入れようと思っていた部分に余計に切り込みを入れてしまったり、大きく削り取ってしまったりと言った失敗をしてしまう可能性が高くなるため、この「Hanboost S1」では8,000rpm→10,000rpm→12,000rpm→15,000rpm→18,000rpmと5段階にスピードを調整出来る様になっており、ビットの回転スピードが早すぎて失敗したりする事がない様に工夫が施されています。
抜き差しで固定できるビット
次にこのワイヤレスリューター「Hanboost S1」ではビットが簡単に交換できる様になっているのも見逃せません。
一般的にリューターにはチャックと呼ばれているビット固定金具がついているのですが、このスクリュー式チャックはビットが空回りしない様にかなりきつく締め込まないといけませんので握力の弱い方ですときつく締め込めず固い、例えば金属の様な固い素材に緩くにしか固定されていないビットで穴を開けるとビットが引っ掛かってリューターだけが空回りすると言った事がよくあります。
ですからきつく締め付ける必要があるのですが、この「Hanboost S1」では何とビットを差し込むだけで固定されると言う非常に特殊なチャック構造になっており、ビットを差し込むだけで締め付ける事なくしっかりと固定されますので力も不要ですし、何よりビットの交換が一瞬で出来てしまうので、いくつものビットを入替ながら穴を開けたり切ったり、削ったりと言う作業を行っている場合はこのリューター「Hanboost S1」は非常に便利です。
しかもバッテリーは800mAhも搭載しておりおそよ4〜5時間の連続使用が可能なため、作業途中でバッテリー切れで作業を中断しなければならないと言う様な事もありませんし、USB-C充電なため、バッテリーがなくなったとしてもすぐに休息充電を行い使用する事が可能です。
逆回転も可能
そしてこのリューターは何と逆回転させる事が出来る様になっているのです。
一般的なドリルドライバーなどは正転逆転が切替られる様になっていますが、リューターの場合はネジを外したりする作業を行う必要がないので正転、つまり時計回りに回転すれば良く、時計回りに締め付けるチャックも時計方向にモーターが回転する事でチャックを遠心力で締め付け続けるので緩んだりしないと言う相乗効果があります。
ですがこの「Hanboost S1」の差し込み式のチャックは正転回転に拘る必要はなく逆に逆回転しても問題はなく、リューターと材料等の位置関係などによっては、この「Hanboost S1」にはヘッドカバーがついており削りカス等が飛ばない様になっていますが、ビットの形状によってはヘッドカバーが使えない場合もありますので、そう言った時に逆回転にして使用する事で削りカス等が自分の方向へ飛んで来たりする様な事がない様に使用する事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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