みなさんは余ったフィラメントってどの様に利用されていますか?
フィラメントも数メートルと短くなると3Dプリント中に必ずフィラメントを交換しなければなりませんので、大きなものを3Dプリントする際には新しいフィラメントに交換してプリントされているかと思いますが、そう言う事をしていると短いフィラメントだけが残って行き、使おうと思ってもフィラメントの交換が面倒で使わず、かと言って捨てるのは勿体なくそのまま残していると言う方も多いかと思います。
そこで今回はそう言った余ったフィラメントを繋いで再利用する事ができるフィラメント溶接機「Filament Winder」をご紹介致します。
スプール
フィラメントを接続する場合、光ファイバーと同じ様に段差なく真っ直ぐにフィラメントを繋ぎませんとフィラメントが途中で引っ掛かり止まってしまいますので、2本のフィラメントを真っ直ぐ一直線上に置いて温め2本のフィラメントを接続すると言った作業が必要となり、フィラメントを繋ぐ治具と言うのは既にいくつもあり、この「Filament Winder」が特別と言う訳ではありません。
ですがこの「Filament Winder」には2本のフィラメントを接続する際にスプールと言う円筒形の筒を使ってフィラメントを接続する様になっており、スプールを使う事で簡単に真っ直ぐにフィラメントを接続する事が出来る様になっています。
またフィラメントの溶接方法ですが、2本のフィラメントをスプールを使って接続した状態で治具に固定し、カスタツールヘッドをハンダコテのコテ先に固定し、ハンダコテに電気を流しハンダコテを温めながらスプールによって接続されたフィラメントを加熱し接続する様になっています。
3Dプリンタで作る巻上機
次にこの「Filament Winder」には余ったフィラメントを接続したフィラメントをリールに巻き取るための巻上機を自作する為の3Dデータが付属しており、ご自宅の3Dプリンターで巻上機を自作する事ができます。
そしてこの巻上機にはフィラメントを均一にリールに巻き付ける事が出来る様にレベルワインダーと言う巻上機の回転に応じて左右に移動するパーツを搭載しており、レベルワインダーにフィラメントを通してフィラメントを巻き取る事で均一にフィラメントを巻き取る事が出来ますので、フィラメントを偏って手巻きして引っ掛かってプリントに失敗すると言った事がありません。
そしてまた、長いフィラメントをリールに巻き直したいと言った場合には、この巻上機は手動の巻上機になのですが、ハンドルを電動ドリル用のアダプタに付け替える事で高速に巻き取る事が出来ます。
サンディングアタッチメント
そしてこの「Filament Winder」ではスプールを使って2本のフィラメントを溶接して接合するのですが、接合した後はこのスプールは不要で必ず外さなくてはいけません。
ですがフィラメントを傷つけずにスプールを外す為にはニッパーやカッターなどの工具を使ってスプールを外すと少なからずフィラメントを傷つけてしまします。
そこでこの「Filament Winder」では巻上機にとりつける事ができるサンディングアタッチメントと言う紙ヤスリをセットする事ができるアダプタも3Dプリントデータとして用意されており、紙ヤスリを回転させスプールを削って除去出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/144368242/filament-welder-and-filament-winder
この記事へのコメントはありません。