みなさんは万年筆に対してどう言ったイメージをお持ちですか?
おそらく紳士の方が手紙を書いたり、文豪の方が原稿を書いたりと言ったイメージをお持ちの方が多いとは思いますが、最近は文具女子と呼ばれる、文房具をこよなく愛する女性の間で空前のブームになっています。
と言うのも万年筆はその昔な何万円と言う高級な筆記具でしたが、今ではリーズナブルなものは千円代からあるだけでなく、インクも黒、赤、青の3色しかなかったのがセーラーのインクシリーズ「インク工房」は100色ものカラーラインナップを備えており、文字を書く以外にもイラストを描くと言った用途にも使える様になっているからです。
そこで今回は万年筆のイノベーションとも呼べるキャップレス万年筆「Phantom」をご紹介致します。
キャップレス(ノック式)のメリット
万年筆はキャップを使ってペン先が乾かない様に保護するため、キャップ式になっているのが一般的です。ただキャップ式の万年筆の多くはキャップ式のボールペンの様にキャップを被せる事が出来る様になっているものは殆どなく、万年筆を使っている間はキャップをどこかに置いておかなければならず、万年筆のクリップはキャップ側についているため、万年筆を置いた際に万年筆が転がって行かない様に、毎回キャップを閉めて置くと言った事をしなくてはならず、これが手間だったりします。
一方で今回紹介する「Phantom」の様なノック式のキャップレス万年筆はノック式のボールペンと同じ様にペン先がホルダーの中から出入りしますので、頭のスイッチをカチカチと押すだけでペン先を出したり入れたりする事が出来ますので、非常に扱い易くなっています。
またキャップレス万年筆は既にいつもの文具メーカーから販売されており製品としては珍しくはありませんが、従来のメーカー製のキャップレス万年筆も含めて樹脂製のシャッターがペン先の出し入れに合わせて開閉する事でペン先が乾かない様に密閉しているのですが、この「Phantom」ではシリコンゴムを使う事で更に密閉度を上げており、長期間使用しなくてもペン先のインクが乾いて書く事が出来なくなっていると言った事がない様になっています。
コンバーター付属
次にこの「Phantom」には標準でコンバータが付属しています。
コンバータと言うのはインクを貯めておく為の装置の事で、インク瓶からインクを吸い上げて貯めておく事が出来ますので、カートリッジ式のものよりも万年筆用のインクとして販売されているインク瓶の方がカラーも豊富ですので、様々な色を使い分ける事が出来ますし、もちろんインクカートリッジも青のみですがラインアップされています。
ラインアップされている字幅
そしてこの「Phantom」にはEF(極細字)、F(細字)、M(中字)と言った一般的なペン先の他にFude(筆)、Blade(剣)、Stacked(スタック)と言ったちょっと聞いた事もない種類のペン先もラインナップされておりもし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/madebyendless/phantom-retractable-fountain-pen-from-endless
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