最近のEDCツールはアーミーナイフやプレート型のツールではなくモンキーレンチをベースとしたツールの方が多くなっています。
これはモンキーレンチの多様性に注目されている証でもあり、例えばナットやボルトを回す事ができるEDCツールは、六角ナットの大きさに合わせた穴を開け、ここにEDCツールを差し込み回す仕組みとなっていますが、これだと決まったサイズのナットやボルトしか回せません。
一方でモンキーレンチはアゴの部分に引っ掛かるサイズのナットやボルト以下のサイズのものは全て回す事が出来ますし、アゴの部分にビットを挟めばビットドライバーとして使えますし、針金を挟めば針金を捻って止めたりする事もでき、モンキーレンチは非常に多用途なのです。
そこで今回は携帯し易いサイズのモンキーレンチ「TiSpanner 3.0」をご紹介致します。
ボルトやナットのサイズ確認
今回紹介する「TiSpanner 3.0」もそうなのですが、同ジャンルに似た様なモンキーレンチの多くはアゴと呼んでいるボルトやナットを挟む部分にモノを挟む事でモノの厚みや長さなどを計測する事が出来る様に目盛が打ってあり、この「TiSpanner 3.0」では大小2つのモンキーレンチがラインナップされており、大きい方は最大5cm、小さい方は最大3.5cmまで計測する事ができ、例えばパイプの直径を計測したりする際に便利です。
そしてこの「TiSpanner 3.0」にはナットサイズが刻まれているのが従来の同ジャンルの製品にはなかったポイントで、M3、M4、M5、M6、M8、M10、M12のナットやボルトであればアゴの部分で挟むだけでナットやボルトのサイズを直ぐに判別する事が出来ます。
特殊形状のビット
次にこう言ったEDCツールに分類されるモンキーレンチの中にはビットを内蔵する事が出来る様になっているものがあったりしてアゴの部分にビットを挟んで回せる様になっていたり、ビットホルダー用の穴が開けられたものがあります。
一方で今回紹介する「TiSpanner 3.0」には両端にT6とPH1を備えた特殊な形状のビットが付属しており、アゴの部分で挟む事で回す事が出来るのですが、アゴで挟む部分が六角形ではなくプレート状になっているため、しっかりとホールドする事ができアゴの部分が空回りしたりしない様になっています。
その他機能
そしてこの「TiSpanner 3.0」にはアゴの部分に釘抜きとして使えるV字型の切り込みが設けてあったり、アゴの部分を利用して栓抜きとして使えたり、ガラスブレーカーとしての機能を持っていたりしますが、これら機能は他の同ジャンルのモンキーレンチにも備えられています。
そしてこの「TiSpanner 3.0」にはこの他にヤスリが持ち手部分に埋め込まれており、爪を研いだり、ナイフの刃を研いだりする事が出来る様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/titaner-us/tispanner-30-enhanced-titanium-multitool
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