個人レベルで何かを制御したりするロジックボードを製作する時、普通はダイレクトに回路製作用のCADソフトで配線図を描いてから基板図面を起こして基板を作る人は余程回路設計に自信がある人でないと、どこか少なからず部品を描き入れるのを忘れたり、実際に動かしてみると予想していた動きをしなかったり、動かなかったりしますのでまずやりません。
そういう時はまず、ブレッドボードを使って試作回路を作り、その次にDIP部品とユニバーサル基板で試作基板を作って動作確認ができれから基板を起こすものです。
ただブレッドボードで試作回路を作る時って用意した部品点数が多いと最初に用意したブレッドボードでは足りずブレッドボードを継ぎ足して試作回路を作らないといけなかったり、ジャンパー線が複雑になり過ぎて目で追うのも大変だったりって事はよくあり、試作回路を作ってそれを元に改良して動作確認が取れていざ回路図を起こそうと思ったらジャンパー線が複雑に入り込み過ぎてジャンパー線を追えずに実際に起こした回路図が間違っていたりって事もないとは限りません。
そんな配線がグチャグチャになりがちな試作回路の製作をスッキリと行えるのがこの「tinylab」です。
この「tinylab」はATmega32U4をCPUに使ったArduinoベースの試作ボードです。
このボード上には日常、身近に使うガジェットを作る時に必要なセンサーや表示器等が殆どオンボードされていますので、ブレッドボードがジャンパー線でグチャグチャになって線が終えない、追った線の先を見間違えたりすると言う事はありません。
この「tinylab」に乗っているセンサー類は
センサー類:LM35温度センサー、CDS照度センサー
表示器:4桁7セグLED、16×2行LCD
その他デバイス:RTC(I2C)接続のリアルタイムクロック)、圧電ブザー、ロータリエンコーダ、ポテンションメーター、リレー、MircoSDカードスロット、タクトスイッチ
通信機器:ESP8266(WiFi)、Blueooth、XBee(オプション)、Nrf24L01通信モジュール
となり、Arduinoの基本性能はdigital 20ピン、analog 12ピン、PWM 7ピン
となっています。これらセンサーや各種デバイスはボード上に常に直結しているワケではなく、「tinylab」上の設置されたDIPスイッチにて配線の接続を選べ、自由にオンボードセンサー類に接続して使用できる環境が整っています。
もちろんブレッドボードもオンボードされていますので、ここに「tinylab」に載っていないセンサーを載せて試作回路を作る事ができます。
手軽にArduinoでプログラミングの練習や回路設計を学びたいと言う方には面倒なジャンパー線の配線もいらずDIPスイッチのON/OFFで切り替えられますのでとっても使い易い試作基板になっています。
詳細については下記URLをご覧ください
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